ハロウィンゾンビの落とし物 (。>﹏<。)

綺麗な風景写真が撮りたい

第1話 派手に転んだ (>_<)

 今朝もいつものように、ケガ防止のためしっかりストレッチを行った後に、まだ暗い道を走り始めた。


 朝晩のジョギングは、日々欠かさない日常行事みたいなものだ。


 たったこれだけのことで、健康が体力が維持出来るのであれば安い物だと思う。


 わざわざお金を払ってまでして、フィットネスジム等に通う気にもならないし、フィットネス器具・トレーニング器具の順番待ち等の気兼ねも無いのが良いのだ。


 夏場は、朝も晩も明るいからとても走り易い。


 でも今はもうそろそろ冬、朝も晩も走る時間は暗いか薄暗い、特に街路灯や常夜灯の無い道は真っ暗だ。


 昨日はハロウィンとかで、子どもたちが魔女やお化けに仮装して歩いているのを見かけた。


 海外のハロウィンとは違い、子どもたちが近くの家々を訪れて、お菓子をもらったりする風習などは無いようだが、若者たちが仮装した姿で夜中まで楽しんでいた。


 流石にそこまで若くも無いので、私はいつも通りに普通に帰宅してジョギングをしたが・・・


 近所の墓地近くの街路灯も疎らな、まだ暗い路地を走っていると、いきなり何かにつまづき、バランスを崩して派手に転んだ・・・


 「痛った~」


 露出している手のひらは、挫滅創で血が出ている。


 ジャージの膝部分も擦れて穴が開き、膝からも血が出ている。


 いったい何なんだって思い、つまづいた原因を探して確認すると、そこには大きなカボチャ、そう『ジャック・オー・ランタン』が転がっていた。


 その近くには、もう不要だと捨てられたであろう『ハロウィンゾンビ』の被り物までもが、複数落ちている。


 きっと夜中まで墓地の駐車場で騒いでいたのであろう、ハロウィンパーティーの残滓たちだ・・・


 何とも傍迷惑な・・・しっかり片付けて帰れよ~って思ってしまうが、騒いていたであろう当事者たちは、もうとっくに居ないのだから、文句すらも言えない。


 次の犠牲者が出ても困るので、仕方なくハロウィンの残滓たちを全て回収して、何処かにゴミ箱は無いかと辺りを探すことに・・・


 手のひらも膝も痛いし、ジャージは穴あきだし、今朝は散々だ・・・

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ハロウィンゾンビの落とし物 (。>﹏<。) 綺麗な風景写真が撮りたい @ALICE1961

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