毛毛毛毛さんの最新作で、「肉フェス」への参加作品です。
毎日、趣味でボーっと絵を描きつつも、あとは死ぬだけと自分で思っていた老人が、絵描きの若者と出会うことで、再び前進への意欲をチャージされるお話です。
で、チャージは留まることを知らず、夕飯の生姜焼きもペロリと胃袋へw 年寄はタンパク質足りないとよく言われますからね。
いうなれば、老人がやりがいに目覚めて、新たに努力を始める、というだけのお話ですが、そこに至るまでの状況描写、心理描写、そして決心した後の希望ある展開が素晴らしいです。コミカルなタイトルからは想像もつきません。
奥さんに、「変なものは増やさないさ。価値あるものを増やすんだ」って言いきったセリフ、カッコよかったですね。
わたくしも、こんな作品を書けるものなら、書いてみたいものです。
軽い読み口ではありませんし、読み手を選ぶかも知れませんが、わたくしはお勧めします!