この作品のキャラクターは、とにかく個性的な性格の人が勢揃いです。
一瞬、よく聞かなければ何を言っているのか分からない様な、そしてそれを作中のキャラ達がネタにしたり困惑したりする様子もコミカルで興味深いです。
何より面白いと思った点が、そういった理解の難しい個性が、単に理解が出来ない造形ではないという点です。
この作品に登場する人物は殆どが短歌を用いて会話をします。ですので、それについていけない読者はまるで会話が出来ないキャラを見ている様ですが、しっかりと短歌を知っている人が読めば、それはそれは面白い個性を発揮したキャラです。こうしたキャラのバランスなども含めて、魅力的なキャラとストーリーで出来た作品だと思います。
これを読むと、短歌を読みたくなりますね。