田島の記録ノートより
『声がする』
『これは記録だ。おかしな体験の記録を残す。
隣の部屋に人がいる気がする。
大家は空き家だと言っていた。
なのに声がする。呼吸もする』
『部屋に人がいいる。
声がする。呼吸もする。
なんて良い音だ』(誰かの文字)
『田島さん、聞こえてる?』(誰かの文字)
『もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと……』(誰かの字)
1蓮見さんと202号室の確認。なぜか自分のノートが落ちている。ノートに『聞こえてる?』の文字。
2蓮見さんの端末で撮影した写真に無数のオーブ。蓮見さん、倒れる。
3夕方。録音ファイル【REC_002】が出現し自動再生。誰かの声が『聞こえてる?』と聞いてきた。
4今度は俺の声が重なっているようだった。ノートに『もっと』という字が繰り返される。
5二度目の『聞こえてる?』。パニック状態になり、意識を失うようにそのまま朝まで眠る。
『202号室。壁の中』(誰かの文字)
『見て』(誰かの文字)
『録音を。最期まで』(誰かの文字)
※警察による筆跡鑑定により田島氏の筆跡と一致したもの意外に、あきらかに田島氏以外の“誰かの文字”が混ざっている。
調査の結果、該当ページに残る指紋は田島氏のもの意外に検出されず、
現段階では文字の主は未特定である。
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