第1章第2話 異世界の果実

「よし、そろそろ行くか!」

休憩をした彼は立ち上がり目的地へと進み始めた


「ん~それにしても森を歩いている感じは地球と変わらないな~」

「てか、森を抜け出すには数日かかるから食料をどうするか…」

「携帯食は少しあるけど現地調達しないとな…」

「キノコとかはそこら辺んに結構生えてるけど…危険だから…」

「お?なんかの果物か?」


「よいしょっと、ん~食えるかな?」

彼は果物の皮を剥いた

「見た目は大丈夫そうだけど…」

「よし、こんな時は可食テストだ」

可食テストとはその名の通り食べても問題がないかを調べるものである

手首、唇に数分間当て異常がないかを確かめる

「よしまずは手首だな」

彼は手首に果物を当てそして数分待つ

…………

「大丈夫そうだな」

「次は唇か…よし」

………………

「問題ない…」

「じゃあ実食するってことで…」

「…やっぱり怖いな…まぁ死にはせん!大丈夫だ!」

彼は勇気を振り絞りゆっくりと口に含んだ

「!すっぱ!そして苦いな!」

「グレープフルーツみたいな味するぞ」

「けど、舌が痺れるとかじゃないから食えるか…」

「よしいくつか持っていくか」

彼はバッグからビニール袋を取り出し、できる限り入れた

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