拝啓 、 死にたがり屋の あなた へ
しゃせん
自分事 にしたくて
あなた は ここんとこ 、
「 いきたくない 」 って 相談 してくれる
もうしんどいんだって
なんか あったんだよね
云いづらい から 、 云わないで おく って こっちにまで 配慮してくれて 。
今 辛いのは 、 あなた なのに 。
でも こっちとしては
勿論 しんでほしくない
いきる 理由 が なくなったというのなら
あなたが くれた 愛 は
全部 嘘だと 思えてくる
本当は 、全部 嘘 なのかな 。
疑いたくないから こそ 、 疑う 自分 が はたまた 嫌いになってくる
あなたは 時々 、 「 たすけて 」 と
私 を 頼ってくれるけど
不器用 な ことで 。
私は どう たすければいいのか 全くと云っていい程 わからない
経験 が ない 。
頼られた 経験が 。
話を聞く とか
「 大丈夫 だよ 」 とか
口先 ばっかりで 惨め すぎる 。
期待させといて 本当に 申し訳ない
あいしてる のに
たくさん
届いているのだろうか
あなた は ずっと 不安気で 。
だいすき なんだ
ほんとうに
物事は 終わってからで ないと
成功したか 改善すべき 所 が あったか わからないらしい 。
そうだと 思う ことが これまでに 何度 あった ?
「 ああ 、 ああしておけば よかった 」
って
何度 云ったんだろう
これ以上
やりたくない 。
怖いから 、 動けなくなる
耳 を塞ぐ 。
芽 をとじて
這うように 、 生きる 。
まだまだ 未熟者 で あなた を 支えきれていなかったんだ
ちゃんと 、 もっと
気配りができて
気が利いて
有限実行 ! みたいな
あなた の 理想になれるような
そんな
ねぇ 、
あなたは だれを 見ているの ?
だれ に なにを されて
なにを しちゃって
そんなに 落ち込んでいるの
あなたの いきる 理由に
私は 入っていないの
もうわかんないよ
全部
自分の せいだって
そうやって いいきかせて
ずっと 、 自分事 にしたくて 。
拝啓 、 死にたがり屋の あなた へ しゃせん @Siip114510M
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます