語り手は問う、表現の世界の少女達へ
幽幻 桜
語り手は問う、表現の世界の少女達へ
A「声優なんて……辞めてやる……っ!」
B「演劇なんて、大っ嫌い‼」
C「表現職なんて……やらなきゃ良かった……」
舞台に立たされた、三人の少女。そんな少女達には、お互いの面識は無い。けれど、共通点
はあった。それはかつて、表現職の世界にいた事。……彼女達は、表現職というジャンルに絶望した、そんな少女達。彼女達の手には、紙が握られていた。辞職届、退部届、辞職願……
「そんなのでいいのかっ!」
A・B・C「「「⁉」」」
「おっと失礼。……私の名は――――。ここの、語り手だ」
B「語り……手?」
A「だから……何だっていうの?」
C「何か……表現職みたいでムカつく……」
「何だっていい? ムカつく? 勝手にそう思っていればいいです。
私はただの語り手。故に、何も意見しない。けれど一つだけ教えてあげる。
私は男でも女でも無い。分からない事だらけだ。
けれどキミ達は本当に――……」
それでいいのかい?
語り手は問う、表現の世界の少女達へ 幽幻 桜 @mikoluna
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