第二話 私だって負けないわ!発進せよ、ロンダーR

 曇り空の湿った空気が満ちて、朝の雰囲気をどこか重くしていた。予報では降水確率はそれほどでもないものの、日中明るい陽の光は望めないだろうとのこと。そんな中でも市立妥当曲だとうきょく中学校の通学路に響く元気な子どもたちの声に別段変わりはない。ただ、ひとり轟武とどろきたけるだけはいつもと違って歩みがのろい。ふらつく足取りでゆらゆら揺れている。

 それもそのはず、武はあの日、鋼鉄巨人レスナーBで敵宇宙怪獣を撃破して以来、非常に厳しい訓練の日々を送っていた。いくら日ごろから体力のあり余っている武といえど、たまらず音を上げてしまいそうになるほどの過酷さだった。研究所の専門チームが組んだ体力強化の各種メニューを、これまた専門のトレーナー監視のもとにこなしていく。しかもその最中に、博士によるレスナーB開発にまつわるありがたい講義までついてくるという。あんたは自分の仕事はないのか!とツッコむ体力もないまま、武はその苦行に日々耐えていた。

 そんな武であったが、目の前に獲物が現れたとなれば、本能の方が勝る。体力の減衰はむしろ武の溢れんばかりの野生の気配を包み隠し、隠密行動をとりやすくした。獲物に気取られぬように静かに背後につくと、髪をかき上げるかのような何気ない仕草で、濃紺の布をやさしく跳ね上げる。本日全世界に公開されたのは、白と薄い水色の線が交互に並ぶ爽やかでかわいらしい一品だった。

「おっはよ~さ〜ん、今日はシマシマだなあ」武はすれ違う瞬間に声をかけ、物理的な反撃を受けない距離まで急いで進んだ。

「ほんともう、やめてよね~」後ろから幼馴染・相原美月あいはらみづきの抗議の声。やはりそれほど怒っているようには感じられない。

 武はそれを無視して、再びフラフラしながら校門へ向かう。今日は面倒ごとに巻き込まれたくないからか、あらかじめボタンをとめ、身だしなみを整えようとしている。美月はそんな武の様子を見て、優しく微笑んだ。彼女だけは、この学校でただひとり、武の努力を知っている。武はあんな風ではあるが、平和を守るという使命を決して投げ出さないだろう。美月は固く信じていた。

 待ち受けていた生活指導教師に力なく挨拶して、武は校門を通過していく。あとからついていく美月も淑やかな態度で挨拶をする。すると教師は武のことを顎で示し、こう尋ねた。

「あいつなんだか最近ずっとフラフラしてるけど、大丈夫か?」

 美月はそれににっこり笑顔で応える。

「轟くん、毎日頑張ってるんですよ」

 その後、深く礼をして武に追いつこうと、しなやかに駆け出していった。


 今の武にとって、学校の授業は安らかな休息の時間だった。元からそうだったろうとの意見もあるが、ここ数日は度が過ぎていた。教師が来て、授業が始まる。起立・気をつけ・礼・着席の号令に従って、腰を下ろすとほぼ同時に、教科書を前に立て、その背後に隠れるように、机に上体を突っ伏し、すやすやと入眠する。

 教室のちょうど真ん中から席ひとつ分くらい後ろの位置でそれをやるから、もちろん教師は皆、気付いていた。中学生としては大柄な武が、そんなもので隠れられるわけもない。最初は都度注意していたが、それで一旦は身を起こしても、またすぐに寝入ってしまう。いちいち授業を中断するだけムダなことだと諦めてしまった。その分たまったイライラは、職員室へ戻ってから担任教師に苦情を申し立てることで発散すればいい。

 今日も武は一時間目から静かな寝息を立てて眠っていた。その時夢の中では、いつも聞かされる博士の講義の声がひたすら流れていた。


「轟くん、君はこの世界の神話について聞いたことくらいはあるじゃろ?あの神話には実は重要な秘密が隠されていたんじゃ」

 博士の言う”神話“とは世界各地に残された断片的な言い伝えの総称である。それによると、この世界にはかつて栄えた文明があり、多くの人々が暮らしていた。しかし、ある時大きな気候変動が起こり、旧人類は滅亡の危機に見舞われたのだという。その時ほとんどの人々は命を落とし、一部の特権的な者のみが宇宙へと脱出していった。逃げたその者たちがどうなってしまったのかは定かではないが、地球の文明は失われてしまったのだった。その後長い時を経て、再び勃興してきた新人類の末裔が我々なのだという。ただのおとぎ話だと思われていたが、近年様々な遺跡や遺物から、その実在が証明されつつあった。

「あの中に英雄たちの闘いの神話があるじゃろ?君たち子どもにも人気で、それをもとに漫画やらアニメやらも作られてるあれじゃよ。わしはあの神話を研究していく中で、超エネルギー”アントンゲノム“を発見したのじゃ」

 ”闘いの神話“、それは多くの子どもたちの魂を揺さぶる物語だ。かつて存在した文明には数多くの闘いの世界が設けられていたのだという。決まり事がそれぞれ違っている舞台で、英雄たちは磨き上げた己の肉体を躍動させ、ぶつけ合い、鎬を削る。

 特に子どもたちに人気のふたつの世界があった。それはどちらも極力決まり事を少なくした闘いで、ひとつは派手な大技を互いに繰り出し、それを互いの了解のもとに受け合うというもの。そしてもうひとつは対峙したふたりの英雄が、ただ己の実力のみを頼りに潰し合うというもの。それぞれ性格は異なるが、どちらの英雄も人々から多大な尊敬を勝ち取っていたらしい。現代の子どもたちも、どちらが好きかという派閥は当然あるものの、この闘いの物語に胸を熱くしているのだった。

「わしの鋼鉄巨人レスナーBは、これらふたつの世界で頂点に立った英雄をモデルに開発したのじゃ」博士は誇らしげに胸を張り、武に向かってこう続けた。「偉大な英雄の名を冠した無敵のスーパーロボットじゃ。無様な闘いはできんぞ。辛いだろうが精進するんじゃ」


 その時、空気を切り裂く鋭い音とともに、武めがけて一本のチョークが飛んできた。五時間目の授業中だった。立てた教科書は寝ている間に倒れ、さらけ出されていた武の前頭部に正確にヒットする。突然の痛みに跳ね起きるように身を起こす武。そこには近頃の武の態度と、同僚からのチクチク小うるさい嫌味に、ついに堪忍袋の緒が切れた担任が立っていた。

「た〜け〜る〜、おまえ今日という今日はもう許さんからな」朱に染まった鬼の顔が、有無を言わせぬ様子でこう宣告する。「今日は俺がいいと言うまで居残りだ!」


 放課後、居残りの武をあとに残し、美月はさっさと帰宅した。自室に入って荷物をベッドの上に放り投げるとすぐに踵を返し、研究所へと向かう。エレベーターに特殊なパスワードを入力し、地下の秘密施設へ。薄暗い廊下を抜けて、その先の鉄の扉を押し開くと、そこでは多くの研究員や技術者たちが立ち働いていた。そういう人たちの間をあちらからこちらへと歩き回って指示を出す父を見つけて声をかける。

「お父様、いま戻りました」

「おお、戻ったか、おかえり⋯⋯おや?」博士は隣にいつもの顔が見えないのを不審がって問いかける。「今日は轟くんはいっしょじゃないのかい?」

「ええ、轟くんは居残りよ。授業中ずっと寝てるもんだから、今頃先生にたっぷり絞られてるわ」美月はその様子を想像し、苦笑しながら答えた。

「そうか、まったく仕方ないのう」博士は自分にもその責任の一端があるとは考えない。「まあいいわい。今日はまずお前のを最終調整しようじゃないか」

 それを聞いて美月の顔がぱっと明るく輝いた。

「ついに出来上がったのね!」

「ああ、仕上がりは上々じゃよ。あとはお前に合わせて細かい調整をするだけじゃ」


 その時、研究所内にブザー音がけたたましく鳴り響いた。すぐにモニターで状況を確認した研究員が報告する。

「相原博士、敵襲です。敵宇宙人のものと思われる巨大ロボットが上空から飛来し、街を破壊しているとのことです」

「なんじゃと!?」と言いながらすぐに一番大きなモニターのところへ駆けていって、あれこれ操作する。するとモニターに暴れ回る人型のロボットが映し出された。「これはいかん、急いで轟くんに連絡してくれ」

 指示を受けた研究員は急いで武に持たせてある通信用の特殊腕時計へ連絡を入れる。

「まいったのう、とにかく轟くんが到着次第、すぐ出撃できるように準備を整えとくんじゃ」と博士は研究所の全所員へ向けて指示を飛ばした。

 美月はその横でしばらく黙って考え込んでいたが、腹が決まったのか、決意に満ちた燃える瞳で博士を見据え、こう宣言した。

「お父様、いえ、相原博士、私が、ロンダーRが出撃します」

「むぅ⋯⋯」娘の気迫に気圧される博士。これを言っているのが武なら即断即決といくところだろうが、やはりここは親の子への情が勝るのか、顔全体を歪ませるような難しい表情で、弱々しく告げる。「しかし、あれはまだ最終調整が済んでおらんじゃないか。いま出ていくのは危険すぎる」

「でもここで轟くんを待っている間にも被害が広がっていきます。私が出れば時間稼ぎくらいはできるわ」美月の意志は固い。

 しばらくウンウン唸りながら、首をひねって考える博士。いくら平和を守るためとはいえ、娘に無謀な闘いはさせたくない。しかし博士はよく知っていた。美月はこうと決めたら絶対に退かないことを。そして、平和を守りたいと誰よりも強く願っていることも。

「ん~、よし、わかった。じゃが決して無理をしてはいかんぞ。危なくなったら逃げるんじゃ」博士はそう注意してから、側にいた研究員に発進準備の指示を出す。すると研究員は大声でそれを伝令に回った。研究所全体が俄然活気づく。

 背を向け駆け出そうとする美月へ、博士は最後におずおずとこう付け加えた。「お前はお父様と呼んでくれていいんじゃよ」


 美月はそうと決まれば大急ぎでロッカールームに飛び込んだ。彼女のロッカーの中には武のものと同種のスーツとヘルメットが入っている。色だけが武と違い、美月のその精神を表すような純白であった。着ているものを脱ぎ捨てて、スーツを身に纏う美月。最後に前のチャックを閉めると一気に収縮し、美月の柔らかに均整の取れた身体のラインをくっきりと浮かび上がらせる。ヘルメットからは豊かな黒髪が溢れ、背中に向けて流れている。

 入った時と変わらぬ勢いでロッカールームを飛び出した美月は、格納庫へ直行する。そこにそびえ立つレスナーBの右隣に並んでいるのは、女性型のスーパーロボット。美月のために開発が進められてきた新型機、ロンダーRである。

 一目で女性だとわかるその優美なフォルムはどこか美月本人に似ている。全体のカラーは白百合色。頭部はレスナーBよりも丸みを帯びた目、鼻、口の意匠と、それを囲むような紅葉色のフェイスガード。そして同色の、まるでひっつめ髪のようなデザインが額から上、後頭部へと続いている。そこからはどこか闘いとは無関係の、ある種美意識を思わせた。

 胴体も全体的に細くて丸い。レスナーBよりは俊敏に動けそうな印象がある。赤が映える胸部装甲、というには少し強調しすぎているようにも見える胸の出っ張りは、博士の趣味であろうか。腕も胴体とのバランスを取って、細くて長い。拳の部分だけ、レスナーBと同じ、硬いが弾力性のあるカバーに覆われている。細いが全体的になだらかな、これもまた赤い腰回りと、そこからすらりと伸びた脚部は機械らしからぬしなやかさを感じさせた。


 美月は純白のスーツに包まれた肉体を、狭い操縦席へと滑り込ませた。各種セッティングを手早く済ませていく。ヘルメットから博士の声がする。

「いいか、美月、これはあくまでも試運転の段階じゃ。絶対に無茶はいかんぞ。絶対じゃぞ」強く念を押す。大丈夫だからと、気楽に武を送り出した博士はどこに行ってしまったのか?

 美月は操縦桿を強く握り、ペダルに足をかけ、力強く声を発した。

「行きますっ!」


 ハンガーの警告灯が回転しながら赤い光を放ち、ブザー音がけたたましく鳴り響く。作業員たちの退去を促す機械音声が流れる。ロンダーRの周りに渡されていたメンテナンスデッキが旋回し、前方の通路をあける。ロンダーRの台座はそのままレールを移動して、壁際の発進カタパルトへ向かう。

「ロンダーR、相原美月、出ますっ!」

 声に合わせるように、カタパルトは高速で射出された。

 その時、海沿いに設置された運動公園で、けたたましくサイレンが鳴り響く。同時に機械音声による放送が流れ、併設の陸上トラック付近に近付かないようにとの警告が繰り返される。すでに謎のロボット出現の影響で人影はないが、巡回していたパトカーから降車した警察官がなんだなんだと周囲を見回していた。陸上トラック中央から突き出してくる鉄の柱。瞬間閃光が迸り、視界を奪う。上空を貫いた白い光に遅れて、割れんばかりの轟音とともに、いささか状況にそぐわない妖艶なシルエット、美しき鋼の巨人が姿を現した。


「博士、到着しました」美月はモニターで周囲の様子を精査しつつ言った。腰を抜かしたように座り込んでいる警官一名。その隣に大口を開けて突っ立っている警官一名。あたりに注意すべき民間人の姿は見当たらない。

「よし、美月、敵はそこから南に七百メートルほど行ったところで暴れておる。慎重に接近するんじゃ」

「了解しました」そう応えながら、美月はペダルを踏む足に力を入れる。

 初めての実戦を前に、美月の心臓はドクドクと高鳴っていた。練習や試合で、相手と向き合って勝負する、というのは数え切れないほど経験してきたが、これは真実、命を懸けた決闘である。拭い去れない恐怖心があるのは違いない。だが一方でどうしようもなく抑えきれない高揚感もまた、そこに在った。その美月の感情に突き動かされるように、ロンダーRはたしかな足取りで闘いの場へと進んでいった。


 その宇宙人の侵略ロボット、体型は人類と変わらぬ人型だった。全身が鈍い銀の色合い。頭部の前面は滑らかな鏡面のカバーに覆われ、表情のようなものは確認できないが、それがどことなく殺戮マシーンめいた怜悧なものを感じさせる。胴体の装甲は決して厚くはなく、その分動きが軽そうに見える。そこから伸びる細長い手足がうるさそうだ。

 対峙したロンダーRは相手の出方を慎重にうかがいながら、最初の一手をどう打つか、どう打たれるか、どちらにも対応できるように静かに備えていた。美月は自らの技量に自信があった。如何様にも対処してみせる、と考えていた。

 宇宙人ロボットもこちらを見て、前に出る様子がない。美月は覚悟を決めた。鋭い左のパンチから入り、接近していく。相手はそれに合わせ左のパンチを出してくるが、ロンダーRは右のパンチを返す。どれもすべて空を切ったが。怯んだ敵宇宙人ロボットに組み付く。左の脇を差しながら、空いた右拳で顔面を殴りつける。たまらず相手はその手を抑えようと腕を伸ばしてくるが、その重心移動のタイミングを計って、相手を引き込む要領で身を投げ出す。その瞬間相手の腹を蹴り、勢いを利用して投げ飛ばした。ズシンと重厚な音が響き渡る。ロンダーRはすぐさま相手の上を取ろうとするが、宇宙人ロボットはそれを瞬時に察し、回転して距離を取った。

「おお、見事な巴投げじゃ。さすが美月、やるのう」巨大モニターに釘付けの博士の感嘆の声がヘルメットから聞こえてくる。

 いける!と美月は思った。自分の技はこの未知の宇宙人ロボットにも通用する。しかし敵は一旦間合いを外すと、それまでとは違うリズムで軽快なステップを踏み出した。ロンダーRが前に出れば後ろに引き、後ろに引けば前に出る。

「もうっ、おとなしくしなさいよっ!」とロンダーRがじれて雑に距離を詰めると、そこに的確な突き、蹴りを合わせてくる。一筋縄ではいかないジリジリとした展開が続く中、徐々にロンダーRは削られていった。

「いかん、やはり調整不足じゃ。打撃への反応が遅れておる」博士の嘆きの声。「美月、ここは退くんじゃ」

「いいえ、退きません。レスナーBが来るまでこのまま耐えてみせます」美月は決然たる声で応える。

 宇宙人ロボットはここが勝負どころと見たか、腕で前面の防御を固めるロンダーRに嵐のような連打を加えていく。たまらず尻もちをつくロンダーR。敵の打撃を受ける度に、コックピットにも身を貫くような衝撃が走った。宇宙人ロボットはとどめとばかりに大きく振りかぶる。もうダメッ、と美月が思った瞬間だった。

「待て待てー」と大音声。ドタドタと走ってくるレスナーBの外部スピーカーから響いていた。


 ようやく到着した鋼鉄巨人レスナーB。操縦席のモニターでロンダーRの惨状を目の当たりにした武の頭にカーッと血が昇っていく。

「てめえ、よくもやりやがったなあ!」レスナーBは勢いをつけて前に出る。敵宇宙人ロボットはその勢いを止めようと左のパンチを繰り出す。それはレスナーBの頭部をとらえたが、勢いはまったく衰えない。相手の直前で身を沈み込ませると、そのまま胴体に突っ込んでいく。宇宙人ロボットを押し倒し、馬乗りになった。

「まるでスピアーのようなタックルじゃなあ。あれは強烈じゃぞ」博士が声を上げる。

 レスナーBはそこから相手の首元を左手で抑えつけ、右の拳を振り下ろす。その強烈な一撃に敵の動きが鈍くなるが、レスナーBは手を緩めない。両拳を交互にたたき込んでいく。最後は両手を組んで最上段からふりおろすと、そこには無惨にもひしゃげて変形した宇宙人ロボットの頭部があった。

 動かなくなった宇宙人ロボットを残し、立ち上がるレスナーB。座り込んでいるロンダーRに近付いていく。

「美月、大丈夫か?」心配そうに声を掛ける武。

「ええ、大丈夫よ。ありがとう、武」と応えた美月は、モニターに映る武を見て安堵の涙をこぼしていた。美月にとってその間の抜けた武の顔は、キラキラと輝く白馬に乗った王子様に見えていた。

 予報に反して雲の切れ目からのぞく真っ赤な太陽。座っているロンダーRの前に、忠誠を誓う騎士のごとく片膝をついて寄り添うレスナーB。その二体を夕日が照らす。

 その様子を離れたところから眺めている、なんか変な子どもとおじさんと犬がいる。

「今度はわたしらのロボットが出てくるかもしれませんねぇ」変なおじさんが言う。

「えっ、マジかよ。なら最初はオレからね」と変な子どもは興奮してまくし立てる。

「ワンワンワン(そんなわけねえだろ)」と変な犬。

 今日も彼らの、人々の平和な暮らしが守られたのだった。


 闘え!ロンダーR。闘え!鋼鉄巨人レスナーB。みんなの未来を守るために。


 第二話 完


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る