鉄槌!鋼鉄巨人レスナーB

AKTY

第一話 出撃せよ!鋼鉄巨人レスナーB

 晴れ渡った気持ちのいい朝、雲ひとつない澄んだ空が広がっている。あたりにはよく響く子どもたちの声。ここは市立妥当曲だとうきょく中学校の通学路。あと二十メートルも進めば校門が見えてくる。登校中の子どもたちは一人で、あるいは待ち合わせた仲間とともに、始業時間に遅れないように歩いていく。

 轟武とどろきたけるもまた学校へ向かう中学二年生の男子だ。彼はどこか気だるげに、あくびをしながらひとり歩いていた。特に何か思うところがあるわけではない。ただ、成長期の少年としてひたすら寝足りないというだけだ。昨日出された数学の宿題にはまったく手を付けていないが、そんなことは覚えてすらいなかった。その数学の授業が今日の一限目だということも。

 彼の性格をそのまま表しているかのような、固くて、多くて、真っ直ぐなその黒髪は、風を切るような勢いで後方少し上へ向かって伸びていた。第二ボタンまで開けて着ている黒い学ランは、日頃の酷使にすり減り、薄れて見える。入学時にあつらえた時に想定したよりも早い成長のためだろう、どこか寸足らずでしっくりこないようでもあった。

 そんな武の目が急に輝きを帯びた。彼の前方十メートルに獲物を発見したのだ。彼はあまり足音を立てないよう、しなやかに駆け出した。そして十メートルの距離を一気に詰める。背後を取ったその瞬間、彼はすっと伸ばした手で濃紺の布を跳ね上げた。世界へ向けて露わになった白く輝くそこには、かわいらしくデフォルメされた熊のキャラクターが描かれていた。

「おっはよ~さ〜ん。今日はクマさんか〜」武は追い越していきながら声を掛ける。

 その獲物、武の幼馴染でクラスメイトの相原美月あいはらみづきは、慌てて後ろ手でスカートを抑えながら、抗議の声を上げる。

「も〜、なんなのよ〜、毎日毎日。いい加減にしてよね〜」とはいえ、その声からは本気の怒りは感じられない。憎からず思っている幼馴染との日々の儀式のように感じているのだろうか。

 美月は学業優秀、運動神経抜群、そのうえ美しいと評判の娘だ。まっすぐ伸びた柔らかい黒髪を、背中の真ん中くらいのところで切りそろえている。先ほど武に蹂躙された濃紺に白のラインと赤いスカーフが映えるセーラー服を、すらりと長い手足で清楚に着こなしていた。

 実は彼女、いくら武のすることとはいえ、毎朝のスカートめくりに腹を立てていた。当然である。彼女のような少女が、自らの下着を衆目に晒すことに、どうして耐えられるだろう?毎晩床について、明日こそはやられないように注意しようと決意してから眠っていた。しかしどういうことか、この時間、この場所にやってくると、頭からそのことが霧のように薄れていって、完全に無防備な状態で武を待ち受けることになってしまう。なにかこの世界の不思議なことわりがそうさせるのだとしか思えなかった。

 そうこうしているうちに始業のベルが鳴る時間が近づいてくる。校門の前に立って待ち受けていた生活指導担当の教師が、何ごとか武に注意している。それを受けて武は雑に頭を下げ、急いでボタンをとめる仕草を見せた。そうしながら武は駆け出し、それを追うように美月も足を速めるのであった。


 午前の授業は滞りなく終了した。いきなり一限目に武が、数学教師のネチネチとした説教を頂戴する場面もあったが、そのようなことはあまりにも日常茶飯で、誰も気に留めていなかった。当の武ですら、すでに記憶から消し去っていた。

 武は学校生活のクライマックスである給食を最大限満喫し、机にだらしなく足を乗せてくつろいでいた。もう少し腹がこなれたら校庭へ飛び出していくだろう。昼休みも同じように最大限楽しむのが武の流儀だ。

 そんな武から美月は目が離せないでいる。意識せずとも吸い寄せられるように武に目が向いてしまう。クラスの、いや、彼女を知るほとんどすべての人が、美月の武への思いに気づいていた。美月だけが秘めたる思いと信じ込んでいる。そして、武はなんにも考えていなかった。

 今日は珍しく武が美月の視線に視線を合わせる。とっさに目をそらす美月に武は無邪気に話しかけた。

「なんだよ、美月。なんか用か?」

「別になにもないけど⋯⋯」美月は問いかけに口ごもる。だがなんでもいいから会話を続けたかった。「あんたねえ、ちゃんと宿題やってきなさいよね。毎回毎回なんで忘れるのよ?」

「げえ〜、なんだよガミガミババア。そんな話どうでもいいだろぉ」武はいつもの調子で言い返す。

 そこからあれこれと言い合いが始まるのが、この幼馴染二人組の常であったが、今日は違っていた。

 その時、校舎全体を揺るがすような強い衝撃波がやってきた。ガラス窓が何枚か割れる。倒れそうになった美月を武はしっかりと抱きとめた。窓から外を眺めると遠くの街の方で炎が上がっているのが見える。何事か異常なことが起こっていた。

 そのままの体勢で驚愕しているふたり。他のクラスメイトは急なことに固まっている者や、逆にワイワイ騒いでいる者と様々である。そこに耳をつんざくようなブザー音が鳴り響いた。それは美月の着けていた腕時計からのようだ。

 美月はハッと我に返ってその腕時計の側面にあるボタンを押す。小さな画面に何者かが映し出され、次のように告げる。

「美月、ついに奴らがやってきたぞ!急いで研究所に戻るんじゃ。轟くんも忘れずに連れてくるんじゃぞ」

 自分の名前が聞こえてきて、キョロキョロあたりを見回したあと、俺も?と己を指差す武。美月はそんな武の手を取って懇願する。

「お願い、武。なにも言わずに私といっしょに来て!」


 武は美月に連れられて研究所に来ていた。相原総合ロボット研究所――美月の家の裏に併設された、そのこじんまりとした二階建ての鉄筋コンクリート製の建物は、武に見慣れたものだった。中学生になってからはさすがに頻度は減ったものの、かつては幾度も訪れた幼馴染の家である。庭でふたりで遊ぶ際など、必ずその建物を目にしていたのだ。しかし、その内部へと侵入していくのは今回が初めてだった。

 入り口のドアをくぐるとすぐに、来客用の簡素なしつらえの応接室があったが、美月はそのまま突き抜けて一番奥のドアを開いた。そこには二階へ続く階段と、エレベーターのような扉。二階建てなのにエレベーター?といつになく慎重に周囲を観察していた武は不審に思ったが、美月はそんな武の気持ちなどお構いなしに壁のボタンを押す。静かな室内に微かな機械の駆動音が響き、チンッという音とともに扉が開いた。

 到着したエレベーターに乗り込むと美月はなにやら複雑なボタン操作。するとエレベーターは静かに、しかしものすごいスピードで――と武には感じられた――下降を始めた。体内で臓器が浮き上がるような不快な感覚がかなり長く続き、そして終わった。駆動音が消え、再びチンッという音とともに扉が開くと、美月は躊躇うこともなく足を踏み出す。武はどんどん増してくる不安な気持ちに負けないように、美月の背中だけを見て進んでいった。

 薄暗い廊下の先にはふたりが並んで通り抜けても余裕がありそうな大きな鉄製の扉があった。美月はそれを力強く押し開く。急に飛び込んできた明るい光に目を細める武。同時にどこか活気のある、人々の立ち働く声が聞こえてきた。

「おお、来たか。待っとったぞ」

 武の耳に馴染みのあるその声。娘よりも小柄な肉体を、薄汚れた白衣で包んだ美月の父がそこに立って、武たちを出迎えていた。

「美月の、おじさん⋯⋯?」武はかすれる声でそう言った。

「お父様、轟くんを連れてきたわ」美月が告げる。”轟くん“などと呼ばれたのはいつ以来だろうか。武は背中がかゆくなるような感覚に襲われた。

「もうこちらの準備は万端じゃ。あとは轟くんに乗ってもらうだけじゃよ」

「そうね、急いでスーツに着替えてもらうわね」

 なんのことかわからないまま、話がどんどん進んでいく。武は口を挟むタイミングを計っていたが、どうもそのような状況ではないような気がして黙っていた。そのまま美月は手を引いて奥にある更衣室へと導いていく。

「そのロッカーの中に服が入っているから着替えてね。急いでよ」美月は有無を言わせぬ勢いでそう言うと、武を残して部屋を出ていった。

 ロッカーの中には派手な赤色のツナギのような薄い服と、これもまた派手に赤く塗られたヘルメットが入っていた。言いたいことはいろいろあったが、美月の言葉に従って大急ぎで袖を通す。今まで触れたことのない手触りのその服は、前のチャックを閉めた瞬間、武の身体に張り付くように収縮した。身体のラインがくっきりと浮かび上がる。

「なあ、これでホントに合ってるのか?」武は更衣室のドアから首だけ出して美月に問いかける。

 美月はそんな武を引きずり出し、巨大なモニターの前にいる父のもとへと引っ張っていった。

 そんな奇妙なスーツを着せられた羞恥心に身を捩らす武の前に立って、うんうんと頷いた美月の父は、禿げ上がった頭を撫でつけながら、穏やかな声で話しかけた。

「轟くん、今日は無理に連れてきてしまって悪かった。しかしこれはどうしてもやってもらわないといけないんじゃ。君にしかできないことなんじゃよ」

「俺にしかって、何やれってんだよ、おじさん」武は不安そうに聞いた。

「まずはこれを見てくれ」そう言って操作すると、モニターに映像が映る。そこには巨大な、怪獣?のような生物が街を破壊する様子が映っていた。「これはいま現在の映像じゃ。この宇宙怪獣をなんとかしないと地球は大変なことになる」

「宇宙怪獣ぅ?」武は素っ頓狂な声を上げる。なにかの冗談かと一瞬思ったが、美月の父と、隣にいる美月の真剣な表情が、その疑惑を即座に打ち消した。

「私はいつかやってくるであろう、宇宙からの侵略者に備えてこれまで研究を進めてきた」美月の父は強い口調で話す。「そして今日、ついに奴らがやってきたのじゃ!」

 わけの分からないことの連続で武は混乱していた。それまでの自分の中の常識がグラグラと揺らいでいる。こんないい大人が本気でとんでもないことを口走っているのだ。

「でも、あんなのとどうやって戦うんだよ?それに俺に何しろって言うのさ?」武はおずおずと口にする。

 美月の父はまた操作してモニターの映像を切り替える。

「こいつじゃ、わしが開発したこの、鋼鉄巨人レスナーBに君が乗って闘うのじゃ!」

 

 モニターにはがっしりとした体格のロボットが映っていた。足下で働く人々の大きさと比較するとかなりのサイズである。全体のカラーはツヤのない青みがかった灰色。頭部には角張った目、鼻、口のような意匠があり、その表情を囲むように体色よりもさらに暗くした青鈍あおにびのフェイスガードが施されている。それはまるで髭を蓄えた厳つい男性のようにも見えた。

 胴体は広い肩幅に分厚い胸部装甲。中心に左右を分けるかのような黒い線が引いてある。丸く張り出した肩から伸びる長く太い腕――上腕部は特に逞しく膨らんでいる。そこから拳を守るような、硬いが弾力性のありそうなカバーに覆われた手がついている。黒く塗られた腰回りは、胸部の厚さに比較すると細く絞って見え、そこから伸びる脚も、決して細い訳ではないが、全体のバランスとしては頼りなく感じられた。

「レスナーBはわしが発見した幻のスーパーエネルギー”アントンゲノム“で稼働する、世界で最初の機体じゃ」美月の父は熱弁する。「その爆発的なパワーは、これまで作られてきたあらゆる機体を凌駕する。まさに無敵のスーパーロボットと言えるじゃろう」

 武はモニターのロボットに釘付けになっている。男の子のサガであろう。しかし、それに自分が乗って、あの凶暴そうな怪獣に立ち向かうなんて⋯⋯。いくら武でも即答はできなかった。

「でもよお、おじさん、俺あんなの操縦できないよ」泣き言をこぼす武。

「それは心配ない」と美月の父は胸を張って言った。「この日に備えて一年以上前から、君には特殊な睡眠学習を施しておいたのじゃ。操縦席に座りさえすれば、たちどころに操作方法を思い出すじゃろうて」

「勝手になにしてくれてんだよぉ、そんなの人権侵害だろぉ」武は抗議するが、まったく聞き入れてもらえない。

「まあ、とりあえず乗ってみなさい。大丈夫、問題ないから」美月の父は勝手なことを言う。「それとな、今日からわしのことは”博士“と呼ぶんじゃよ」

 逡巡する武だったが、その手を美月がギュッと握りしめ、潤んだ目で再び懇願した。

「お願い、武。あなただけが頼りなの」

 そう言われて断れる轟武ではないのだ。


 操縦席は狭く、武には何が何やら分からない装置がぐるりを囲んでいた。武は派手な赤色に包まれたその身体を椅子へと滑り込ませる。正面にはモニター、足下にはペダルがある。そして座った武の軽く上げた両手に、すっぽり収まる位置に突き立った二本の操縦桿。

 武は恐る恐る操縦桿を握ってみた。赤いヘルメットに赤いスーツ、そしてこのコックピット。なんだか自分のやっていることがバカみたいだと思われた――その時だった。

(⋯⋯カに⋯⋯れ)

 武の心に直接呼びかけるような声がする。

(⋯⋯カに⋯⋯れ)

 まただ。

「博士、何か言いましたか?」武は通信機の付いたヘルメットの、耳が当たるところをコツコツ叩きながら問う。

「いや、何も言っとらんよ」博士は準備に忙しいのか上の空でそう答えた。


(バカに⋯⋯なれ)


 はっきりと聞き取れたその瞬間、武の身体の中でなにかが繋がったような気がした。ドクンと心臓が高鳴り、全身の血液が沸騰する。熱くなった頭の中からレスナーBの操縦法や機体情報が溢れ出る。自分自身の魂が機体と一体となったような感覚があった。

 これなら、と武は確信し、通信機へ呼びかける。

「博士、行けます!」

「そうか、ならば、鋼鉄巨人レスナーB、出撃じゃ!」博士はカバーに覆われた大きなボタンに勢いよく鉄槌を振り下ろした。


 ハンガーの警告灯が回転しながら赤い光を放ち、ブザー音がけたたましく鳴り響く。作業員たちの退去を促す機械音声が流れる。レスナーBの周りに渡されていたメンテナンスデッキが旋回し、前方の通路をあける。レスナーBの台座はそのままレールを移動して、壁際の発進カタパルトへ向かう。

「鋼鉄巨人レスナーB、轟武、発進します!」

 声に合わせるように、カタパルトは高速で射出された。

 その時、市立妥当曲中学校に異変が起こっていた。サイレンとともに校庭に近寄らないように、との機械音声が校内放送で繰り返し流れ出す。怪獣出現を受けての一斉下校で既に生徒たちは帰宅済みだったが、職員室に残っていた教員たちは驚いて目を見張る。窓から校庭に目を向けると、中央部分からなにか鉄の柱のようなものが四本、真っすぐにせり出してきた。なんだろう?と思ったその瞬間、割れるような轟音とともにまばゆい閃光が走り、白い光の柱が上空を貫く。そこに巨大な影が、鋼鉄の巨人が現れたのである。


「へ?ここって⋯⋯学校?」武はモニターで周囲の様子を見渡してそう言った。

「射出ポイントは市内全域に設置してある。今回はそこが一番敵に近かったんじゃ」博士が説明する。

「現在敵は、ここから東へ八百メートル行ったところじゃ。急ぐんじゃ!」

「急ぐって言ってもなあ」レスナーBは周囲に無用の被害を与えないように、慎重に歩き出した。

 校庭を出て丁寧な歩みで現場へ向かう。少し進むと宇宙怪獣に蹂躙された街の跡が見えてきた。もうあまり気を使う必要はないと判断し、速度を上げる。向かうその先に、街を破壊する巨大な宇宙怪獣が現れた。

「博士、見つけました」武は通信しながら、敵宇宙怪獣の正面にレスナーBを対峙させた。

 宇宙怪獣は凶悪な見た目をしていた。暗く赤茶けたような体色の身体には、至る所にトゲのような突起がある。爬虫類めいた頭部の、大きな口からは長く鋭い牙が真っすぐこちらを向いて突き出していて、威嚇するかのようにそれを上下に振っている。腕は全体の大きさに比べれば小さくて短い。代わりに下半身がどっしりと巨大で安定感があった。恐らくあの牙で頭から突進してくるのだろうと予想される。それにしても、このような生物が自然発生するようには思えなかった。宇宙人が侵略兵器として製造したのだろうと、博士は推察した。

「轟くん、相手はおそらく突進してくるぞ!注意するんじゃ」博士は助言を送る。

 武は相手の動きに備えながら、自分の中にレスナーBの適切な闘い方というものがすでに在ると気付いていた。それはなぜだか分からない。博士の睡眠学習によるものなのか、それとも自分がもともと持っていた才能なのか。瞬間、あの時身体の中に響いた声のことを思った。そうだ、あの声。武は自分があの声に導かれているような気がしていた。

 しばらく睨み合いが続いたのち、痺れを切らした宇宙怪獣が頭から突っ込んできた。レスナーBは牙に触らないように気を付けて、それを正面から受け止める。ものすごい衝撃がコックピットまで突き抜けたが、武はまったく臆さなかった。力と力が拮抗したその一瞬、レスナーBは身体を沈ませて、敵の重心の下に入った。そのまま肩に担ぎ上げるように持ち上げると、周囲の地面を確認してから、相手を背中から強く叩きつけた。

「おお、見事なテイクダウンじゃ」博士はモニターで見ながら、称賛の声を上げる。

 レスナーBは間髪入れず、相手に馬乗りになる。宇宙怪獣はどうにか跳ね除けようと下でもがくが、レスナーBはびくともしない。

「すごいわ!レスナーBのトップキープが完璧すぎて、相手はまったく動けない」今度は美月が声を上げる。

 宇宙怪獣の動きを制したレスナーBはそこから小さな動きでゴツ、ゴツと正確な鉄槌を落としていく。鐘を突くように一定のリズムで鈍い音があたりに響き渡る。博士も美月も、レスナーBのその、冷徹とも言える闘いぶりに息を呑みながら、目を離せないでいた。

 燃えるような夕日を浴びて、赤く染まるレスナーB。何度も何度も繰り返し叩きつけられる鉄槌に、相手の動きはしだいに小さくなっていき、そしてついに全身の力が抜けて、完全に静止した。

 レスナーBはゆっくりと身を起こし、立ち上がる。夕日を背景にそびえ立つ鋼鉄の巨人。その足下には、離れたところで闘いを観戦していたらしい、なんか変な子どもとおじさんと犬が手を振りながら駆け寄ってくる。彼らの笑顔は今日も守られたのだった。

 

 闘え、鋼鉄巨人レスナーB!明日の人々の平和を勝ち取るために。


 第一話 完


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る