「え？？　こんなに大きなガトーショコラ、食っていいのか？？」

あかりは大はしゃぎだった。

隣には樋口竜もいて、その隣には梶原誠もいた。

「辰徳くんのお料理、美味しそうですねぇ〜これもお母さんゆずりでしょうか〜」

誠はそう言ってニコニコしていた。

「まっ、俺は食べないんだけどな！！！」竜は頬を膨らませた。

「食ってくれよ頼む！結構うまいんだぜ？」

「まあ食わないこともないけど……」

「ここは正直になりましょう！えいく、いや竜くん！！！」

誠はそう言ってから、竜の泣き顔を見て（しまった……名前間違えた！）と思い、「竜くんはい〜〜〜っぱい食べて、大きくなるのです♪」と慌ててぶりっ子した。

「いっぱい食べたら筋肉つく？」

「つきますよ！……多分ね」

「じゃあてべてやんよ！！！」

結果。みんな美味しく頂けたのだった……。

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