下のデカさ

「大樹は絶対チ◯コでけえって」


 高校生の猥談をたまたま聞いてしまった。というか、男子が大きな声で会話してるものだから、実質貰い事故である。


 まったく、高校生でセッ◯スの話題とか……


 それより、大樹のアレがなんだって?


 僕はこっそりと聞き耳を立てた。


「だってあいつさ、手がすげえでかいし、手がでかいとチ◯コもでかいっていうじゃん?」


 えっ、そうなの? 確かに大樹の手はでっかい。ということは……


「それって鼻じゃないの?」


「鼻としてもあいつ長いし、きっとチ◯コも長い!」


 僕が大樹とそういうことする際、巨大なビルを相手しなきゃいけないってことだ。うーん、想像がつかない。


 大樹が隠し持っていたエロ本だと、男性器はデカければデカいほど気持ちがいいらしい。いやはや、初めてはどんな風になってしまうのだろう……


「その点、俺は標準だから女子に苦労はかけない!」


「結局それが言いたかったんでしょー。バカねーアンタ」


 えっ、なんで苦労?


 男の人ってデカければデカいほどいいんじゃないの?


 大樹のベット下のエロ本だとそう書いていたのに。


 でもこれは、新たな発見だ。でもまずは、女子がデカいアレに苦労するという裏付けをしないと。身近な人で性行為してそうな人に質問してみよう。



        ◇



「パパ~!」


「どうした~莉奈?」


「男性器が大きいと女性は苦労するの?」


 その刹那、パパは泡を吹いて倒れてしまった。どうやらパパには刺激が強すぎたらしい。


 遊び回ってる印象しかなかったのに、意外だ。


「あらあら、パパに変わってママが解説するわよ~」


「ママ~!」


「結論から言うと、巨根は凶器ね。挿入時に痛いし、裂けて血がドバドバでるし。私の場合は抜けなくなって救急車に運ばれたことがあったわね~懐かしいわ~」


 ママの話を参考にすると、僕と大樹のアレが結合したら、救急車送りに……?


「それで莉奈ちゃん、急にどうしてそんなこといいだしたの?」


「あっ、うん。僕、もう寝るね……」


「なにがあったのかしら?」


 そんな、そんな。大樹と合体したいなって漠然と思っていた。でもまさか、こんなところでデカい弊害が出るなんて……

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