「私、ばぁちゃんみたいな最高の淑女(レディ)になりたい——」
淑女(レディ)を目指す少女紅内レディと、アラサー探偵の王子山。ひと癖もふた癖もある2人が並んだ瞬間から、物語は独特のテンポで走り始めます。
毎話吹き出す2人の会話に笑っていると、いつの間にか事件の核心へ。コミカルなやり取りと緊張感のある展開に夢中になっているうち、気づけばミステリーの世界へ引き込まれていきます。
本作の魅力は、異能(ミステル)を持つ者たちが繰り広げる派手な攻防だけではありません。特に異能のあるわけではない王子山ですが、地道に真実へ迫る人間味、誰かを救うためなら残酷な真実にも向き合う、その覚悟と優しさが格好いい!
勿論レディも、愛らしい言動だけに留まらず、物語を動かす強烈な存在感を発揮。彼女が繰り広げるスピード感抜群のアクションも必見です。
物語はサムライシャドウを巡る謎や、その背後に潜む不穏な気配が少しずつ世界を広げていきます。このスピンオフとは別の本編との繋がりを知れば、さらに味わいが増していくはずです!
ばぁちゃん直伝『淑女の嗜み』を引っ提げて、レディは今日も駆け抜ける!
笑えて、熱くて、謎解きに夢中になる・・・異能とミステリー、それぞれの面白さを一つにまとめた、魅力的な外伝作品です!
本編「異能×ミステリ」の外伝にあたるこちらの作品ですが、こちらからでもすんなりと楽しめる親切設計。
嬉しいのは本編の序盤で出てくるとあるものが絡んでくるので、どちらも拝読すると二倍美味しい!
主人公は赤字運営の探偵さん。義に熱く、後輩が殺された謎を追いかけるべくまさかの異能持ちに足を踏み入れてしまう。
名前が秀逸で、王子山さんだけに、相棒(レディ)に「おじさん」と呼ばれる始末。
ルビの振り方が全て意味ある中二心をぐらぐら譲ってきます。
何よりも相手は異能もち。はっきり言うと、強化人間に一般人代表が立ち向かうんですよ。
たとえ王子山さんがそこそこ強い(としても)異能もちから見ると赤子レベル。
だがしかし、レディを守る為に奮闘する王子山の姿はとにかく熱く格好いい。おじさん最高!
とあるシーンで彼はレディを追いかける為に人としての何かを失いましたが、人生色々ですからね。あのタクシー運転手のご家庭において、楽しい家族会話のタネになってもらえてよかったと思います(めっちゃポジティブ)
「紅内レディは遅れない」
彼女の名前はあちこちで色々なルビに変換されております。最高です!この題名に込められたダジャレに気づいたらあなたもミステリ研究に入りましょう。
本編よりも疾走感あるバトルシーン(レディちゃんの能力がそうなので)に、謎が謎を呼ぶサムライシャドウ。
強敵とのバトルは鳥肌・圧巻ものです。これが果たしてどのような決着を迎えるのか。
file1は無事に完結となりしたが、今後またfile2が控えているそうなので、続編も期待です!
そして本編異能×ミステリを拝読すると、もっとひとを知りたくなる。
異能とは。○○とは。そして黒幕は?
読む手が止まらない。時間が足りなくなるのが最大のミステリー!お勧めです。
赤字経営の探偵を営むおじさん(とは自分では思いたくないお年頃)は、ある日後輩の不審死に衝撃を受ける。
事件性なしと判断する警察に疑問を持ち、独自の捜査を開始した矢先、何者かに襲われた。
その何者かは常人ではない何かの能力を持っていた。
通り魔的な犯行か? 口封じか? 普通のおじさんである探偵が戦って勝てるわけがない。覚悟を決め、他の被害者が出ないようにと近くにいたヒトを逃がそうとしたが……
異能者が異能者と戦う王道もの。ただ能力と能力がぶつかり合って戦うだけではなく、お互い相手の能力がわからない中、罠や逆転の一手を仕込む頭脳戦的要素も面白い。
はたして、事件は解決するのか!?
【第8話まで読んでのレビューです。】
訳ありかつ異能持ちの少女と、貧乏探偵のおっさん!
王道コンビが織りなす奇々怪々な事件はいかなる解決を見るのか。
なんだか裏のありそうな依頼者や関係者たちの存在はミステリーの王道ですが、それと同時に怪しげな組織の脈動があればある種警察小説の様相すら持っています。
さらに異能力バトルも加われば、みんなの大好きなものたっぷりな仕上がり! 嫌いな人がいるでしょうか?
しかしながら、そういった癖の強い部分以外にも、レディとしてはまだまだ欠けたところのある少女や、どうにものっぴきならない過去のありそうなおっさんが脇を固めおり、こちらの見ごたえも十分なのがさらに魅力を加えています。
登場人物たちの関係や今後の成長にもわくわくで、ミステリーのドキドキもたっぷりの物語です!