第13話 ガクガク動物ランド その一
午後三時の東京。
プレミアムフライデーなので人々が戦々兢々とする金曜日、月ウサギ軍の戦略爆撃機が現れた。
月ウサギは自衛隊(一般人の想定する自衛権を行使するための必要最低限度の実力を指す言葉。この時点で武力行使を可能とする防衛出動が内閣総理大臣により下令されている)よりもずっと高い技術力を誇っており、現代兵器の数々をもってしても討ち滅ぼすことは不可能に思われた。彼らの空爆は勝鬨橋、佃大橋など隅田川の主要な橋を次々に堕として一般人の退路を断ち、続くナパーム弾の絨毯爆撃は人口密集地帯を焼き払い、さらに空気より重い塩素ガスを撒布し地下に避難した者を容赦なく虐殺した。
だがいきなりゴリハルト率いる動物混成部隊がやってきて、とにかくすごい攻撃で月ウサギ軍と戦闘を始めた。
戦闘開始と同時にきつねとたぬきが戦死した。
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