再来

@Unko4575

第1話

本当に実在した、かつての救世主が世界を救ったという英雄譚。その道筋が終わりを迎え、数え切れぬ程の時が経ち、ただのおとぎ話として扱われた頃。幼き日にその本当かも分からないおとぎ話に心惹かれ、いつしか彼のようになりたいと憧れた男は今……



普通の町並み、その中の普通の家。その中で1人の一般的な普通の青年が、忍び難い退屈を感じていた。

「将来の夢ってなんだよ……」

1人呟く彼の名前は伝来綾人でんら あやと。絶賛、将来の夢を学校からの課題で模索中である。何も考えれずに、現実から目を背けようとスマートフォンに映る動画をスワイプし続ける。そんな彼に1件の着信が届く。彼の友人、岸鳴修斗がんな しゅうとからの物だ。

「今から暇?肝試し行こうぜー!」

「暇だからってそんな突然行かないだろ…」

「いいからいいから!」

「分かったよ…」

「おっけ!じゃあここ集合な!みんなも来るから!」

電話が切れ、メッセージに位置情報が届く。

「武奇ヶ丘……?」

肝試しの場としても耳にした事の無い場所に、少し懐疑感を覚えつつも支度をし、指定の場所へ向かった。

「おー!やっと来た!!」

遠くから修斗の大きな声が響く。少ししか姿が見えていないのになんで自分だと特定できるのか。

「おー綾人来た!」








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