鬼になりたい

働かない奴の命に価値はないと

違法選挙を強いる信者共の

両手をプレス機にかけて

普通の肉体の価値を

教えたい。

年老いた地主に強盗をけしかけ

相続放棄になる土地を奪う

不動産屋の取締役たちを

警官が仕事をさえてもらえない

この地区に引っ越しさせて

断末魔が無い静かな夜を

忘れさせたい。

リハビリで歩く俺を角材で殴り

火を付けた外国人どもの

占領地になった高級住宅街へ

在日の古いマフィアから買った

手榴弾の束を置き去り

一国の内で他家と血を啜り合う

地獄の不変から逃れ得ぬを

思い出させてやりたい。

私は

鬼になりたい。

怪我も病気もない体。

何でも出来る強い力。

死を嗤える無惨な心。

鬼になって

鬼より非道い人間を道連れにして

無意味に死んでしまいたい。

そうして鬼がなくなった

まっさらな郷（くに）には

きっと、もっと、

普通の人たちが

普通に暮らしているだろさ。