ただ思うだけ
くろわか
あーだこーだ
朝靄が夕焼けに見えた気がした
僕の左目は過労死ラインの白線内側
未だ君に嫌な匂いが漂う時間に起床
今日に希望はあったかい?
誰かに見られるそんな気が四六時中
惜しまなく働く誰かの目探す僕の目どこの目
誰に触られるかよりもどこを触られるかで
判断していくようになる閉じこもった反応
ねえ、聞いてる?誰かに言ってる
ねえ、知ってる?情報が漏らしている
ねえ、届いてる?その言葉だけ射程内
ねえ、もういい。昨日ぶりだね久しぶり
「いつ頃に覚えたかこんなこと」
いつ頃に覚えたかそんなこと
振り返る力がなかったなら
毎日僕は進化し続けてた
デスクワークの父を持つあの娘はかまって欲しくて
家中の机を壊して回った
そういうことじゃないよなんて言わずに
ただ叱っただけだった
理由もなく怒られたと錯覚し
今度は椅子を壊し始めた
もう座る場所はなくなって
だいぶ不便になってしまいました
読書感想文の感想文
読むのはあんまり面白くなさそう
読書感想画に感化した画家の彼は
すぐさまペンを握り始めた
本の力ですなんていうんです
いいえ当人の力です
本がすごいのですかそうですか
紙に文字写した物の集まりたちが
あぁ、嘘みたい。そうだよ嘘なんだよ
あぁ、ほんとみたい。そうかもねほんとかもね
あぁ、リアルだね。逆に嘘の現実を持ってきてよね
あぁ、終わったね。そうだね終わったね
ただ思うだけ くろわか @kurowaka
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