雨でもお月様は綺麗。
これはどういう意味だろうかと思いながら読み始めましたところ
テーマが夏目漱石でああ、あれね!とピンと来ました。
作中でこの言葉を使って告白するのは二人。
冒頭の先輩と、ヒロインです。彼らはなぜどちらも雨の日を選んだのでしょうか?
通常であれば、「月が綺麗ですね」は満月の時に発動するのが好ましい…。そのほうが告白の成功率は高まるのではないか?
そう考えた人は雑魚です。打算的すぎます。
私が考えた雨の日に「月が綺麗ですね」を使って告白してしまう理由は
「恋心が満月になってしまったから」
これやっっ!!!!!
感情は「コップの中の水」と表現されることがしばしばあります。
しかし恋心をコップと表現するにはあまりにも無粋・・・。
そこで「月」な訳です。
月が徐々に満ちていくように、歩いている最中、陽菜ちゃんの心も満ちていったのです。
これはもう言うしかありません。
「月が綺麗ですね」を。雨だから月が出ていない?違います。
自分の心の中の月の器に満ちている恋心がこんなにも綺麗に溜まってしまった。
そういうことなんですね。
それを、伝えたいんですね。
どうですか?この考察力。実際に読んでみてください。