第3話 バラ色の選択

 秀作なんだけど、これもネットにない!


 マイケル・J・フォックス主演の『バラ色の選択』です。


 ちなみに、おなじ俳優の『摩天楼はバラ色に』という映画は、各種の映画配信サービスで見れると思います。


 でも私、『バラ色の選択』のほうが好きなんです!


 なんでかっていうと、この映画「ホテル」が舞台なんです。


 ホテルというのは、ひとつの建物のなかにレストランがあれば、バーもあり、宝石店やブティックも入るという「ひとつの小さな街」なんです。


 そして「チェックイン&チェックアウト」というのは「出会い&わかれ」でもあるわけです。だからドラマや映画むきなんですね。


 そんなホテルのコンシェルジュ役が、みんな大好きマイケル・J・フォックス。


「みんな大好き」と勝手に決めつけておりますが、きらいな人、いないんじゃないかなと思います。


 トム・クルーズとかになってくるとね、あの人イケメンすぎて、本人が意識しなくても「トム様オーラ」がでますから、好みは分かれると思います。


 その点、マイケル・J・フォックスはなんていうんでしょ、「かわいい!」これです。


 大きなホテルのコンシェルジュをやっている主人公ですが、実は隠れた夢があります。自分のホテルを建てたい、という夢。


 着々とその夢には近づいていくわけですが、そんな折りに好きな彼女ができちゃったりして。


 タイトルが『バラ色の選択』です。「選択」という文字が入っています。ここまで読んだかたは、この「選択」というのがなにをしめすのか予想できると思います。そう「金」か「愛」かです。


 こういうテーマで明るいコメディを作らせたら、このころのハリウッドは上手だったんですよ。そしてまたマイケル・J・フォックスという役者が、コメディ上手!


 彼の演技は、すこーんとぬけた明るさがありますよね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がいい例だと思います。


 明るい雰囲気の役者さんって、意外にすくないと私は思ってまして。まあ、その反面、シリアスな映画との相性は悪いという側面はあります。


『カジュアリティーズ』っていう戦争映画がありまして。マイケル・J・フォックスが「おれはシリアス物だってできるんだぞー!」と見せつけたかったのかは不明ですが、これが大コケ。私としては、そんなに悪くなかったのですが、やはりコメディのほうが似合います。


 さてこの映画、実はリバイバルです。リバイバルということは、過去におなじ映画があってその焼き直しということです。


 『アパートの鍵貸します』という、むかしのアメリカ映画。


 元になっているこちらの映画は、ホテルが舞台ではありません。でも基本のストーリーは、ほぼいっしょ。


『バラ色の選択』は一九九三年。『アパートの鍵貸します』が一九六〇年。ですから、三〇年以上まえの映画をリバイバルしたわけです。


 ちくしょう、『アパートの鍵貸します』はアマプラにあります。まあ、アカデミー賞の監督賞を取った作品なので、こちらは未来永劫、なくならないでしょう。


 当時さほど大ヒットしなかったり、アカデミー賞を取ってない過去の映画ってやつは、消えていくんですよねぇ。この『バラ色の選択』も消えていくんじゃないかなぁと思います。


 ああ、名画が消えていく・・・・・・



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る