…商業ギルド終わってない?

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簡潔に今の状況を説明しよう…

私の目の前に、縄で縛られて口に猿轡さるぐつわを噛まされ、目隠しをされ、興奮している商業ギルドのギルドマスター(狡猾腹黒イケメン)がいる…

…………………なにこれぇ…


――――――――――――――――――――

事の発端は数分前…


「……そういえば商業ギルドに登録するんだった」


忘れそうになってた…

…さて………守護者として会う以上、顔を隠すわけにもいかないし…

堂々と入りますかぁ…

さっき悪徳商人大量捕縛したところだけど


「……行きますかぁ…」


失礼しますね〜


「……………しゅ守護者様、よ、ようこそ…商業ギルドへ…」


…………

受付の男の人…ごめんね?

すごい怯えてるよね…

まぁそりゃそうだよね…

商人を突然大量に捕縛して、警備騎士団に連行させて行かせたんだから…


「…別に捕まえたりしませんから。」

「は…はい……ご、ご要件は…」

「こちらのギルドマスターにお話があるのですが…会うことはできますか?」

「は、はい。少々確認してきます」

「わかりました」


……さて…商業ギルドのギルドマスター…

逮捕ラッシュの時に会った感じは…

ただの狡猾な腹黒イケメンとしか思えなかったけど…

さて………改めて話したら…一体どういう存在に見えるかな?


「守護者様、会えるそうですので、ギルドマスターの部屋へ案内しますね」

「わかりました」

「ではこちらへ…」


………ふーん……

そこそこ金かけてる廊下だね

細かい装飾とか調度品はシンプルにしながらも質がそこそこいいやつだし

廊下自体もそこそこいい素材使ってるんだね〜


「守護者様、こちらがギルドマスターのお部屋です。どうぞ」

「ありがとう」

「では私はこれで…」


さて…ギルドマスター…改めて私に一体どういう評価を付けさせてくれるかな?


「商業ギルド、ギルドマスター、守護者、メルフィリア・ルナリスと申します。今回は突然の申し入れを受けてくれたこと感謝します」

…………

「………ギルドマスター?」


……お辞儀して顔を伏せてたけど…

…………なんかフゴフゴ言ってるのが聞こえるなぁ…

………まさかね?

商業ギルドのギルドマスターがまさか………ね?

顔を上げると…?


「へ、変態だー!」


眼の前には縄で全身を亀甲結びで縛られて、顔を目隠しされて、口に猿轡を噛まされて、頬を赤く染めて、フゴフゴいっていて、興奮してそうな商業ギルドのギルドマスターHENTAIがいました…


……この状況を頭の中で考えたけど…なにこれぇ…


「え……と…………と、とりあえず………猿轡さるぐつわを……外しますね………?」

コクコク

「…外しますね」


金具を外して……これでいいかな?


「ぷはっ………やっぱり喋れないとキツイ…」

「………えと…?」

「あ、守護者様……目隠しと縄…外してくれません?」

「あ、身の危険を感じるので遠慮します」


変態さんをフリーはちょっと…


「………なら目隠しだけでも」

「……なら…はい……」


……てかこの目隠し…

外せないように金具で厳重に固定してるけど……

なにこれ…初めて見た…


「……この金具を外して…あとこれとこれを……」

「視界が開けた………光ってすばらしい…」


……なんだか悟り開いてない?


「あ、守護者様、改めて…本ギルドのギルドマスターを務めております。ヴォラストと申します。以後よろしくお願いします」

「えぇこちらこそ…。ところで…なぜ縄で縛られているのでしょうか…?」

「…これには深いわけがありまして…」

「ふむ…?」

「…その…私の妻も本ギルドで働いており…私の護衛兼秘書を務めているのですが………

少々私が痛めつけ…ダメージを受けたり、拘束されて動けないでいることに快感を感じまして…」


おんおんおん?

雲行きが怪しくなってきたよ?


「そして…今回も、拘束されていたのですが…少々途中から、拘束されて動けないでいることが快感に変わってきまして…」


おんおんおんおんおん?

更に雲行きが怪しくなってきたよ?


「そして…少々興奮しておりまs」

「失礼しましたー」

「えっ?!ちょっ?!まっ」


さーて逃げよー

…………それにしても…商業ギルドは変態と悪徳商人が集うやばいとこだった…

…商業ギルドでの登録はもうあとでしよ

商業ギルドのギルドマスターとのお話しはパス!


「……どうにか逃げれた…」

「…守護者様?」

「エフリア?どうしてここに?あ、あと、貴方の弟さんは助けておいたよ」

「ありがとうございます!そ…その、弟は今どこに…」

「警備騎士団の詰め所で一時保護されてますよ。あと奴隷契約は破壊しておきました」

「ありがとうございました!守護者様…!私からの感謝として…とある物を渡したいので…この地図のここ…私の家に今夜来てください」

「わかりました」

「では…」


「イベント達成…かな?」

『イベント達成ですね。おめでとうございます』

「サビリナありがと…ところで…」

『なんのご用でしょうか』

「報酬isドコ?」

『……………まだリリース前ですから…ありませんね…』

「ウソダドンドコドーン!!」


嘘だと言ってよバー○ィ…

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