017頁 それを夢と呼んでみようか

ある人は、式

ある人は、魔法

ある人は、幻想と呼ぶ"それ"はーー


私はなんと呼べばいいんだろう


私は計算が苦手だ。さらに近頃は算数に論理、思考能力まで問われる。難しい。


私は魔法が使えない。魔力がない。あると信じるにはもう、随分と時間が経ってしまった。


私は幻想が好き。思い描けばそこにあるから。あなたのことが好きだから。だけど、これは借りものだ。


夢。

それを夢と呼んでみようか。


私の夢は、私達を現実にかえしてくれるだろうか。


わからない


だから、上手く使ってやろうと思った


──少しだけ、珈琲に砂糖を足すように

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