余裕ある女子の発言からはじまる、
こちらの作品。
気になるあの子と初デートには
いったい何を着るのが相応しいのか?
同じケースに直面したら、
老若男女関係なく誰もが悩むこの問題。
されどこちらの作品は
相談する相手は友人一同でも
SNSの住人達でもなく、
そう、家具やら服やら「モノ」なんです。
だってそれは、主人公が魔法使いだから!
それでも、モノの彼らの
必死な訴え、懸命なオススメに、
読者はきっと明日何を着るか
考えることでしょうし、
主人公が選ばなかったけれども
「おれ……明日はフォーマルにキメるよ」
とか思うこと間違いなしですよ。
そして気になるデートの結果は?!
ナンテコッタパンナ・コッタ!と
関西人ならば呟くのではないでしょうか。
可愛いキャラ(モノ)と
理不尽とナンセンスが
絶妙なバランスによって
1600字でえがかれております。
ご覧あれ!
とりあえず意味もなく
「フォーマルスーツ……
クリーニング出してあげようかな?」
とか思えること間違いなしです!
二千文字足らずで、どんどんと衝撃と笑劇が押し寄せてきましたな。
初デートなのだそうです。
まあ、男の子なら緊張もしますわな。
だから、服装も慎重に選ぶわけなのですが……
まず彼は魔法使いなのです。
するとどういうことが起きるかってえと……
魔力を帯びた衣類たちが、主人公にアピールしてくるわけですな。
「初デートには俺を着ていけ」と。
しかし、魔法がかかった衣類でも、所詮はただの布っ切れだもので自分で選ぶしかない。
結局、石橋を叩いて渡りたい彼は、無難な一着を勝負服として着ていくわけですが……。
いやあ面白かったす。
オチにやられました。なんというか……「そんなのわかるかよ!!」
と言ってしまいましたな 笑
仮装の秋ですね。
そろそろ、渋谷は行きずらくなるのかな?
この時期に京王井の頭線に乗ると……吉祥寺行きは地獄と化します。
比喩じゃござんせんよ? リアルで地獄です。
ご一読を!!
リーバイスのGジャン。
高校の頃に買った。
今ではヴィンテージ✨
お気に入りだ♪
昼夜の気温差がある季節。
彼女が、
『ちょっと寒いね』
と言ったら、ファサと
彼女の肩に掛けてあげる。
『ありがと🤗💕』
と彼女。
ウチに帰り、クローゼットのGジャンを突っつく。
やるじゃん👀♪
このように、ワードローブには愛着が湧くもの。
ファラドゥンガ様の新作。
元魔法使いの主人公の彼。
明日は大好きな彼女とデート。
彼が魔法で命を与えた洋服たちは、自分がデートの主役になるために、自分たちで勝手に動き回る。
こんな組み合わせはどう👀?
猛アピール!
中でも、黒のジャケットの
フォーマルくん。
彼がかわいく、大好きです💕
表情が見えないのに、その必死さが伝わってきます。
この若い魔法使いの彼。
彼はきっと優しくて、楽しい人。
彼の持ち物たちのてんやわんやがそれを証明してます。
自分の愛着のあるワードローブたちが楽しく動き出す♪
とても、かわいく楽しいお話です!
オチも、とてもおもしろい🤭
この発想は新しい!なかなか思いつかない設定だ。
初デートに何を着て行くか悩む主人公。気持ちはすごく分かる。分かるけど、この主人公の場合ちょっと事情が違う。
彼は魔法使いの修行を少しかじったことがあるので、部屋の中のモノが全て命を吹き込まれ、彼の仕事を手伝っている。
もちろん服たちもだ。
フォーマルなジャケットが、自分を着ていけと主張する。
家具や家電が命を吹き込まれて、何かと仕事をしてくれたら便利だろう。そこまでなら私でも考えつくと思うが、服が意志を持つ発想はなかった。
彼は、今日の初デートは牧場だから、カジュアルな服を着て行く。フォーマル君はご立腹だが仕方ない。
ところが!
彼はフォーマルな格好をしてこなかったことを激しく後悔するのだ。
何故か?
それは読んだら分かります。面白いから、是非読んでみて!
近頃、「なんか書けないんですよねー。書いてもボツにしての繰り返しで。。」とおっしゃっていたファラドゥンガさんが、ためてためてぶっ放してくれました!
1600字の小編ですが、これはよい!
魔法使いの男の子が、片想いの彼女と明日デート! 部屋中の家具や服が祝福してくれます。「僕を着てって」、「いや僕だ」、「おまえひっこんでろ」、みたいな騒動の末、彼はカジュアル君を選びます。さあ、どうなりますでしょうか。
オチはきっと分からないと思います、サイト貼り付けておきますね。まるでボギーのようなトレンチコートのおじさんがいいですね。「捕まった宇宙人」で出てきますよ。
https://dic.pixiv.net/a/%E6%8D%95%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA
これはお勧めです。ぜひどうぞ!
設定からオチからすべてが楽しかったです。
主人公はある「魔法使い」の青年。これから「デート」に行く約束をしたため、何を着ていくのかと準備を始めます。
彼は魔法使いであるがゆえに、自分の持ち物とも会話をすることができる。それはもちろん「服」が相手でも同じこと。
クローゼットの中に入っていた礼服の「フォーマルくん」は自分を着てデートに行ってほしいと懇願します。
このやり取りがすごく楽しかったです。「フォーマルくん」や「カジュアルくん」と、服に名前がつき、どっちを連れていく(着ていく)かと検討する。服そのものと会話しながら最適なコーディネイトを考え、そしてお留守番を命じる方には「しっかりと説明」して理解してもらおうとする。
そうして、「最適な服装」で出かけて行った彼でしたが……。
最後の最後で回収される、「ある伏線」な要素。これまでのやり取り、そして彼の失念していた「重要事実」について。
思わぬ皮肉が降り注ぐラスト。描かれてきた全てが一気に「違う意味」を持つようになる展開が最高に楽しかったです。