帽匠(ぼうしょう)への応援コメント
最後の一文がとてもいいですね。
直接的な情景描写ではなく情緒的なのですが、脳裏に映像がリアルに浮かんできますね。
第1話のロト教のお話もそうですが、諸行無常や盛者必衰と言った、普遍的な歴史のテーマを感じますね。
見事な作品です。
作者からの返信
ごコメントありがとうございます。
あの宗教は歴史上、間違いなく「愚か者たち」の視点で記録されてきたものです。内情はもう少し複雑ではありますが、己の利益を追い求めようとした者たちに同情の余地はありません。
「大きな木には枯れ枝もつきもの」と言うように、数多の出来事を見届けてきた「魔術師たち」も、だからこそあれほど淡々とこの件を見ていたのでしょうね。
それから、帽匠のことはとても敬意を抱いています。行き先に待つのが死しかないと知りながら、それでも笑って歩み続けられる人が、いったいどれほどいるでしょうか。
反対に、私はスティトが大嫌いです。正義と秩序を守る国家を自称しながら、その裏ではどれだけ汚いことをしてきたのか。堕ちていった星々が本当に気の毒でなりません。自分たちの国が、彼らを「殉葬品」として扱っていたなんて……彼らは本当に知らなかったのですから。
最後に、読んでいただきありがとうございました。これらの物語がどこから来たものであれ、異世界のどこかで「再び語られた物語」として受け取っていただけたのなら、私の意図は十分に果たされたと言えるでしょう。
編集済
瑠璃の海への応援コメント
ロシーさん。素敵な作品でした。
女神の澄んだ御心は、それを敬う人々には届かず、堕ちて腐敗していく様子に絶望し、しかしその弱さも理解して罰することもせず、流浪のまま帰ることが出来ずにいる。
リリイがその弱い信徒の典型で、信仰とそして自らも嘲って去っていきましたが、それが人間の姿というものでしょう。
三篇とも心に残る短編でした。
充実した読書時間をありがとうございました。
→ 追伸 これをお読み頂けるか分かりませんが、ロシーさんのお応えを読んで、香港の民主主義の女神、アグネスさんを思い出しました。もちろん、わたくしなどが軽々しく語れるお話ではないのですが、理想と現実、特に継続との両立は困難なのだなあ、ということを強く感じさせる事象でした。だって、自分の命や身体が危ないなら、思想も何もない(のか、どっちが優先か? それは分からない。。)のではないかと思います。わたしなどは、不勉強な一般大衆ですから、彼女が今どこでどうしているのかは分かりませんが、「勇気をもって声を上げる」というそれだけでも、わたくしの記憶に刻まれた方でした。
すいません。酔っぱらってるので、トンチンカンなこと言ってる可能性もおおいにあります。それでしたら、アホの戯言で流してくださいー。
作者からの返信
ありがとうございます。
「リリイ」は一人だけではありません。
女神もまた故郷の美しい瑠璃の海から遠く離れ、今も彷徨い続けています。
この物語は、異国の地にしか残せなかった怒りそのものです。
公に明かすことはできませんが、この物語を真剣に読んでいただけたことをとても嬉しく思います。
あの女神の悲しみを汲み取ってくださり、ありがとうございます。
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追伸:
ご返信から多くの気づきをいただきました。確かに、「彼ら」にせよ人間にせよ、どの時代にも似たような出来事はあるものですね。
ですが、この物語はもっと単純です。彼らに共通しているのは……「人間には語り伝えることのできない物語」であるという点です。だからこそ、私は女神の身に起きたことに強い怒りを覚えているのです。あれほど多くの敬虔な信徒がいたにもかかわらず、その信仰心が貪欲な者たちによって笑いものにされてしまったのですから。
ともあれ、愚痴に付き合ってくださってありがとうございます。こうして別の形で物語を書き留めるだけでも、少し気持ちが楽になるものですね。