第2話夏冬。夜は等しく長く日は短い
やな時間はたくさんある。
給食も、数学も体育祭も、文化祭も。
修学旅行も、卒業式も。
誰かとわかち合わされる、何か、が無い場合。
または、規律に合わない場合。
そして。
逃げ場がない場合。
夜は長い。
閉校時間、街灯、店頭、閉店時間。
学校の授業は、まだ意味があるが故に聴かなきゃだけど。
親の愚痴は止まらない。
出来てないが止まらない。
自分が洗濯して、干すの忘れて、
干せてないと一時間。
氣付くべき、優しさがない、兄弟揃いも揃って誰もしなかった、自分は親に言われずしていた話、などなど。
した人が、しなかった、それだけなはずなのに。
両親離婚前。
いや、離婚後はっきりと。
2人はそれぞれ外面氣にしなくなり、毒親は毒々しく成り行きて。
最初。
弟は時代的にまだあった、電気の傘を破り兄弟に水を頭からかけ、父と二人生活し離脱。
そして、父がモラハラすぎ離脱、叔父の元へ。
妹は遠くに進学、結婚。子持ち。
私は。離れてまた、戻されて。
親を渡り歩いてまた、ジゴクの責め立てループ。
やまない怒鳴りが、誰も居なくても響いて困る。
火もなく火事に怯えるなんてことは、側から見たらただの挙動不信者だから。
神に何て願えば届いたか?
いや届いているはずだったけど、御神籤は。
"神に任せよ"と。有る時出たから。
すがる。他には無いもので。
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