第4話 母の建前と本音
※この小説では15歳未満の方は一部暴力描写があるので15歳未満はご注意ください。セルフレイティングで設定しています。
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りなは母親が来たことよりも母の言っていることが気になり、慌てている母にりなは言った。「それで今日はどうしたの?」りなは淡々と言った。
その様子に母親は驚いた。なぜなら、母の知る限りでは娘(りな)はこんな冷静な子だとは思っていなかったからだ。母はある種の恐怖を感じた。急に人格でも変わったのだろうか?と思い、さらに母の言葉は早口になる。母は戸惑いながらもりなに言った。「テレビつけて!」と、りなはきょとんとしながらもテレビをつけた。ちなみにりなは未だにブラウン管テレビを使っている。りなは買い換えるのが面倒だしお金はかなりかかるのでと母に買い換えた方が良いと言われたが聞かなかった。テレビからはりなが子どもの頃に感じた嫌な気持ちを思い出した。そうニュース特有のネガティブな情報というのが流れてきたからだ。テレビキャスターの男性は冷静に情報のみを淡々と伝えるように言った。『ここで臨時ニュースをお届けします。A市B町に刃物を持った男が20代の女性に刃物で傷つけられて意識不明の重体です。警察は通り魔の犯行として男性の動機解明に急いでいます』そして続けてニュースキャスターは言った。『速報です。生成AIを使いマッチングアプリで男性や女性に装った50代の自称無職の男性が10人の不特定男女から合計100万円を騙し取った疑いがあるということで今日書類送検されました』そこでさらにテレビを観るのかと思っていたりなは母がいきなりテレビを消してちょっと面食らっていた。りなは母の思考を予想した。おそらく母はニュースについてこの辺だから気をつけろと言っているかもと思った。果たしてりなの予測は当たるのか?母の本当の伝たいことは本音ではどう思っているのか?さらこの小説のタイトルはいつ回収されるのか?
ご期待下さい!
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