⑦先輩から貰った煙草
喫煙所で偶然先輩と遭遇した時に、先輩が見た事のない煙草を吸っていたので気になり一本貰った。
煙が多くてかなり驚いた。
数秒間周りが紫煙で見えなくなる程で
「先輩、これ煙やばいですね。大丈夫なんですか」
と声をかけたら煙はゆっくり消え、先輩の姿も消えていた。
思えばあの人を先輩だと認識していたのがおかしいと気づいた。誰だか思い出せない。
学生時代の先輩、バイトの先輩...どれも違う。
が、“先輩”も自分をなにかの後輩として接してきた。
消えてしまったが。
煙草の味はかなり好みだった。
今まで吸ったことのない味だったから銘柄だけでも知りたかった。
★★★★☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます