キャッキャキョペッピョピワーッ!

ゴミ

第1話

「キャッキャキョペッピョピワーッ!」

「キャッキャキョペッピョピワーッ!」


「ピワーッ!」


スーツ姿の男が公園の外から唖然とした顔でこちらを見た

私は自分自身がひどく恥ずかしく思われてきた


いったい何故?、私は真夜中の公園でふんどし姿にネクタイだけを締めて

奇声を発しながら跳ね回っているのか?


いったい何故?、いったい何故?


明らかだ、明らかに仕事のストレスだ


明日、取引先に謝罪に行くことが、その時に展開されるであろう光景が

幾度も私の頭の中を駆け巡っている、部下の失敗は私の失敗だ


私は崩れた白髪をオールバックに撫でつけ

すごすごと家に帰っていく

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