まずは、今回行う打ち切り率調査の前提を記しておきます。

　とにかく結果だけ知りたいという方は、次のページへお進みください。

【目的】

　打ち切りを嫌悪する読者の方やプロ小説家を目指している方のための参考資料になればとの思いで、　書籍化したライトノベルの打ち切り率をレーベルごとに調査していきます。

【調査方法】

　以下のサイトに、「このライトノベルがすごい！」という雑誌での人気投票の参考資料として用意されているリストがあります。

〇2024年度

http://www.uranus.dti.ne.jp/~t-myst/lightnovellist2024.html

〇2023年度

http://www.uranus.dti.ne.jp/~t-myst/lightnovellist2023.html

〇2022年度

http://www.uranus.dti.ne.jp/~t-myst/lightnovellist2022.html

〇2021年度

http://www.uranus.dti.ne.jp/~t-myst/lightnovellist2021.html

　その年に出版されたライトノベルに分類されると思われる書籍が詳細にまとめられているので、こちらのデータを調査に使用します。

　打ち切りに関する判断基準は以下の通りです。

　2021年度に出版されたライトノベルの最新刊が2024年度に出ていない作品について、ネットを活用して完結済みかどうかの調査を行います。

（主に使用したサイト：ベルアラート、読書メーターなど）

　完結したという情報が見つからず、続刊が停止している理由も不明の場合は打ち切りと判断します。

　また、完結もしくは何らかの理由で一時的に続刊が停止していると思われるシリーズは打ち切りを免れていると言えるため、続刊しているものとして扱います。

　調査するのは以下の項目です。

〇3年間の打ち切り率

　2021年度に出版されたライトノベルの中で2024年度までに打ち切りになった作品の割合

　計算方法

　2021年度に出版されたライトノベルの中で2024年度までに打ち切りになった作品数　÷　2021年度に出版されたライトノベルの総数

〇3巻までの打ち切り率

　2021年度に出版されたライトノベルの中で3巻までに打ち切りになった作品の割合

　計算方法

　2021年度に出版されたライトノベルの中で2024年度までに3巻以内で打ち切りになった作品数　÷　2021年度に出版されたライトノベルの総数

〇5巻までの打ち切り率　

　2021年度に出版されたライトノベルの中で5巻までに打ち切りになった作品の割合

　計算方法

　2021年度に出版されたライトノベルの中で2024年度までに5巻以内で打ち切りになった作品数　÷　2021年度に出版されたライトノベルの総数

　上記の方法に従ってまとめたデータを次のページ以降で紹介します。

　レーベルごとに調査結果を載せて考察なども行っていきますので、良かったら参考にしてみてください。

　また、今回の調査に関して知りたい情報がある方はコメントいただければ可能な範囲で追記していきたいと思います。