僕はアダルトチルドレン!

夕日ゆうや

僕を知って。

 アダルトチルドレンとは、

 子どもの頃の家庭環境が原因で心の傷を抱え、大人になってからも生きづらさを感じている人を指します。

 本来はアルコール依存症による家庭機能不全になった家族の子どもを指す言葉だったそうですが、時代の変化とともに機能不全になった家庭と広い意味合いになったそうです。

 ちなみにではありません。


〇主な特徴

 ・低い自尊心:他者に自分が必要とされることで自尊心を満たそうとする。

 ・完璧主義・自己処罰:自分を責めたり、完璧でないと許せなかったりする。

 ・対人関係の問題:人間関係の構築が難しかったり、共依存関係に陥りやすかったりする。

 ・感情のコントロールが苦手:感情をうまくコントロールできないことがある。

 ・子どもの頃の役割の記憶:家庭内の問題を隠したり、親の世話をしたりと、子どもらしい役割が果たせなかった経験が影響している場合がある。

〇原因

・アルコール依存症の親の元で育った(ACoA)

・肉体的・精神的虐待

・ネグレクト(育児放棄)

・親の過干渉

・親の精神疾患

・子どもの特性を理解しない親による不適切な養育


 とAIの分析にあります。


 僕はこの中で言うと家庭内の問題を隠す子どもの頃の役割の記憶が一番強く出ていると思われます。

 ちなみに原因は親の精神疾患。

 母は統合失調症で、かなり苦しみました。

 母は、突然の苛立ち、父への人格批判、兄への虐待、それが数年におよび僕たち家族を苦しませてきました。


 兄の部屋に罵倒を並べた言葉を書いた紙をばらまき、僕にも手伝うよう指示されたこともあります。母に何かされるのが怖く、僕も「バカ」と書いた紙を一枚だけまきました。

 兄の虐待に加わった僕は最低な人間だと思います。


 母は父のことを見下すような発言、父を嫌うような発言をし、僕たちの前でそれを言い続けました。

 その結果、父とはうまく関係性を構築できずに、今に至ります。


 引きこもりだった兄は家庭教師をつけて、高校進学に頑張っていました。そんなある日、兄の家庭教師がいる前で苛立った母が誰に向けたのかも分からない罵倒を言いました。

 兄はそれがかなり堪えたみたいで、神経がぴりついていました。

 僕に何かできれば良かったのに。


 そんな生活を四~五年続け、父は母との離婚を決意しました。

 僕が「耐えられない」と言った次の日のことでした。

 また母が入院し、元気な姿で戻ってくると信じていた僕。

 でもその想像は裏切られ、父は母と離婚。

 僕が先ほどの言葉を言ったせいと自分を責め、言葉を発するのが怖くなりました。

 それ以来、大学生になるまで、言葉はほとんど発せず、生きてきました。


 中学一年のときに両親は離婚し、裁判所は母に「子どもに悪影響を与える」とつげたそうです。

 しかし、その数ヶ月後には母との面会を裁判所が許したのです。

 母の病気は治ってはいませんでした。もちろん寛解もしていません。

 寛解とはほぼ症状が出ていない状態を指し示す言葉です。


 母は僕の前で母の父(おじいちゃん)に虐待されていた、と自分を憐れみ泣き出し、それを同級生に見られました。

 同級生は僕が母親をいじめていると認識し、学校で話したそうです。


 今振り返ってみると、みんな僕と少し距離をとっていたように思えます。


 僕はアダルトチルドレンだと思います。

 人間関係に悩み、自己処罰的で、役割に準ずる。


 解決方法は少なく、専門家に相談し、少しずつ改善していくしかないそうです。


 だからか、僕は生まれてきた意味を考えたりします。

 生きづらさはとっくの昔から味わっています。

 なんでこうも僕は弱いのか。

 さらには僕まで統合失調症になってしまったし。



 少し調べた感じ、アダルトチルドレンは親との境界線の欠如という言葉がありました。


 僕は最近、母親ともめています。

 母親に「そんな汚い格好をして、みすぼらしい、みくさい」と言われたのです。

 みくさいは山形の方言で〝みっともない、みていて不愉快〟という意味があるらしいです。

 買って二週間も経っていない洋服で行ったのに。

 これを暴言と感じた僕はラインをミュートにしました。

 母はこの問題を問題とも思わず、むしろ僕の病気だと言っています。


 もう疲れてきました。

 僕の守りたかったものってなんだろう。

 ずっと家族のために闘ってきたはずなのに。

 そう信じて母の誕生祝いをしたし、父と兄とも寄り添おうと頑張ってきました。


 でももう限界かもしれない。


 僕って汚いのでしょうか……。

 ダメな奴でしょうか。


 疲れた。


 誰か、助けて。
















 ……僕には友達がいます。相談できる行政もいます。

 もう少し頑張ってみようと思います。

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