第5話 とある

 攻撃ヘリティーガーカスタム一号機、二号機、三号機の納品、船舶製造会社が許可できる軍事部門向け輸送船が納品。

 東京都内に広がる緑、この統括部に属したΩプラント、究極の生命体、この名前に相応しく、弱点はなし、全ダメージに回復、一回の補給にミニΩを1万体。

 東京都内にミニΩを配置、軍事部門の航空部隊は強化と増員。

 

 「バイオドックとか」

 「ふむ。犬か?」

 「造れませんか?」

 「造れんことはないが、世話に苦労するぞ?」

 「問題ないです」


 イヌ科の犬を中心に強化と改造、また寄生型人工生命体が支配。

 犬一号A1は大量生産され、陸上部隊の随伴、警備用の随伴、ひたすらに造られた。

 航空部隊の要求に航空部隊用の犬一号C1を製造。

 東京都内の河川の賞金稼ぎ商会も発足、地下鉄から回収した様々。

 主力戦車の第四世代寄生型人工生命体支配済み無人化主力戦車十式A1、この50㎜対戦車砲に地上部隊からどうにかならないと苦情。

 寄生型人工生命体達は様々に部下、航空部隊の攻撃ヘリティーガーカスタム一号機、二号機、三号機、装甲付き気球一号機カスタム地上攻撃用C1、装甲付き気球一号機、装甲なし気球二号機、この偵察。

 翌年度の2月、都内の賞金首を駆逐完了、河川の賞金首を駆逐中。

 2月14日、寄生型人工生命体が支配する対空戦車を寄生型人工生命体が支配、この少数の配備となる。

 Ωプラントが操作する都内の緑化、この水中、川底に入る形、この形に八王子市内は潤う。

 

 「犬一号A1はどうだ?」

 「抜群です。地雷、不発弾、様々に発見」

 「犬一号C1も満足だ、賢いと逞しい、小型犬も背にP90とマガジンを背負い、十分に戦える」


 犬一号A1は買いたいと要請が多く、犬一号A1生産地域を追加した。

 

 「装甲付き気球一号機カスタム地上攻撃用C1、航空部隊の主力と喜ばしい、だが装甲付き飛行船一号機カスタム地上攻撃用C1に移す」

 

 八王子市本拠地所属の様々、シンギンが開発しまくるので、暮らしは改善、朝方に食べる食事は会社等の下請けが作る。

 3月1日、大雪、寄生型人工生命体達が雪掻き、様々に雪掻き。

 5日に大雪が終わる、この外交部門は来る武田騎馬隊本隊の外交か、開戦か、この政治部門に従い、この方針を定める。

 

 「来たか」


 武田騎馬隊本隊、この騎兵10万騎、歩兵10万人、計20万人、八王子市人口は2万5000人と少しと赤ちゃん、5万人すら夢の夢。

 三式A2、十式A1、二式A2、偵察警戒車A1、攻撃ヘリティーガーカスタム部隊、装甲付き気球一号機カスタム地上攻撃用C1部隊、装甲付き飛行船一号機カスタム地上攻撃用C1部隊。


 この返答、都内の勢力を巡り、山梨県統一武田騎馬隊所属の本隊と開戦。

 散開と浸透を選んだ騎馬隊、迎撃中の寄生型人工生命体達、ティーガーカスタム部隊、気球一号機カスタム地上攻撃用C1部隊、飛行船一号機カスタム地上攻撃用C1部隊。

 引き付けたM4A1のフルオート、だが浸透は一部に成功、最前線を貫いた後に犬一号A1部隊が強襲。

 

 「真向勝負、Ωプラント」

 「ヤーマスター」


 ミニΩが一斉に展開、浸透しつつあった騎馬隊に機銃の乱射。

 迂回した先行部隊は横から浸透、だがΩが一斉に展開したミニΩの迎撃を食らう。

 武田騎馬隊は騎馬隊をなくし、歩兵10万と2万は撤退。


 「勝った」


 祝い、騎馬隊の死体と馬と武具は墓地に埋葬。

 山梨県統一武田騎馬隊の騎馬隊壊滅の報せ、都内の勢力を報せる。

 八王子市本拠地の軍事部門賞金稼ぎ組合所属賞金稼ぎ会社社長兼全体指揮官シンギンは有名になる。

 八王子市内の生産地域の追加は改良型が多く、武田騎馬隊決戦に貢献した第一位はミニΩ、第二位は寄生型人工生命体、第三位はM4A1、第四位はティーガーカスタム、第五位は装甲付き飛行船一号機カスタム地上攻撃用C1部隊。

 報せの後、神奈川県統一武装勢力ハニーバニーが北上、八王子市本拠地の様々と接触、ついで千葉県統一武装勢力ガン&ソードが都内に浸透。

 

 「久しぶりだなハニーバニー、元気だったか?」


 総大将が隠蔽を解く、不意打ちとチハルが部下に命令、日本円の計100億円を置く。

 

 「100億円だ、退け」


 ハニーバニーの将兵は不意打ち、100億円に退く、都内に浸透中のガン&ソードに対した方面軍総大将を引き受けたドンはティーガーカスタムを降り、指揮に徹した。

 迅速にガン&ソードの真後ろを叩く、この為にガン&ソードは退く。

 

 「勝った」


 3連戦、ガン&ソード方面軍は外交部門を派遣、神奈川県統一武装勢力ハニーバニーが終わるまで、不戦を結んだ。

 片付けた4月1日、ハニーバニーは神奈川県を破棄、静岡県に大移動。

 

 「なるほど、勘の鋭い連中で」

 「ティーガーカスタム部隊の偵察が多かった、悟られたな」

 「それはとして、外交部門の大臣より、山梨県統一武田騎馬隊を占領せよと」

 「占領ですか、弾は持ちますが、50万人に歩兵12万人、一つの要塞ですよ?」

 「だが、ハニーバニーは大移動中、騎馬隊のない山梨県は併合するに限る」

 「こっちは2万5000人と少しですよ?」

 「だが50は惜しい」

 「賛成できません、市街戦は犠牲が多い、部下に死ねとは言えません」

 「む、確かに」

 「すると4月はどうするの?」

 「ハニーバニーは最優先、武田騎馬隊は一時停戦、ガン&ソードは不戦、すると神奈川県を得るか」

 「罠が大量よ?」

 「だが、名古屋方面に渡る大街道だ」

 

 神奈川県を得る優先、寄生型人工生命体達が解除の毎回、また恐竜型機械兵器は干渉しない。

 神奈川県内の賞金首を狩る毎日。

 5月の末、シンギンが開発した犬一号A1、犬一号C1、更に要求から造られた犬一号B1。

 また山岳地帯に合わせた犬一号A2。

 シンギンの科学知識は豊富、オーガニックマターエンジニアは究極の生命体最優先、ガンスリンガーは趣味最優先、バウンティハンターはパッシブ特化。

 

 「シンギン、キメラって造っていいかしら?」

 「あれか、役に立つか?」

 「子供達に無知はいけないと思うの」

 「一理ある」


 キメラ製造、この第一号はシンギンが生み出した獅子、山羊、鷲、サソリの合成体、子供達に科学知識から遺伝子の説明、子供達は不思議そうに聞く。

 

 「で、キメラはチハルが魅了に支配している、チハルに忠誠心100%、この為に触っていい」


 子供達は恐る恐る、教育担当者達は究極の生命体を生み出した科学者が生み出した動物を魔術の一つで合成した異形、だが賞金首は基本的にサイボーグ、機械等の為に違和感がない。

 チハルの生み出したキメラ部隊はチハルのペット達、ドンは翼があるから飛べると聞いた。

 キメラ部隊は軽く飛行、シンギンの地上部隊の現場指揮官のマキシムが唖然。


 「一応は飛べる、だがキメラは問題が多い、ひとまずに治療が難しい、二つに積載量が不安定、三つ攻撃が単純、四つ動物故に軟体で、銃弾に弱い、五つ頭部の複数から制御が困難」


 実戦に向かない、犬一号A1、犬一号A2、犬一号B1、犬一号C1が強い。

 柴犬の犬一号系、P90と弾薬箱を背負い、近距離戦を主とする。

 寄生型人工生命体が支配する柴犬達、このキメラ部隊はチハルの趣味、だが様々な分野別の専門家達は究極の生命体とキメラはどちらと軍配があげにくい。

 キメラ部隊はシンギンの寄生型人工生命体が支配して、都内の警備に使う。

 シンギンは科学者故に様々な賞金首を解体、この謎を解き明かす。


 「やはり、暴走体は内部に微少だが、生物兵器、化学兵器の痕跡があるな」 

 「すると操られたの?」

 「推測、暴走体は帰還命令に従い、帰還中ではないかな」  

 「お家に?」

 「おそらく、暴走体は単純な帰省本能、正解には帰巣本能だが、これに従い動いてるのではないかな」


 科学者のシンギンが推測した内容、賞金稼ぎ情報誌に載る、このティーガーカスタム部隊が山梨県統一武田騎馬隊、千葉県統一武装勢力ガン&ソードに情報誌をばらまく。

 この翌月の6月1日、武田騎馬隊から情報誌に掲載された暴走体の帰巣本能に従い動いている説に問い合わせが来る。

 武田騎馬隊、ガン&ソード、八王子市本拠地所属の勢力群、この研究者達は情報誌を通じ、情報交換、様々に有機物に詳しいシンギンの様々な主張は参考にメモになった。

 北陸地方最大級の勢力上杉、このティーガーカスタム部隊が情報誌をばらまく、この後に武田騎馬隊経由に問い合わせが来る。

 

 「単純な話、世界中に暴走中の暴走体、この帰還命令と帰巣本能、どうしても旧制府の思惑、滅んでも、暴走体が一定数の敵を排除する、最低限の国防は成り立つ」

 「こんな被害をだし、国防?」

 「苦肉の策じゃないかな、当時の人々は滅んでも、国防が成り立つなら、再興のチャンスが巡る、そんな思惑じゃないかな」


 武田騎馬隊、ガン&ソード、上杉は不戦を結ぶ、八王子市本拠地所属の様々な勢力と取引、シンギンが率いる賞金稼ぎ会社が提供する柴犬型の犬一号A1部隊、P90と弾薬箱、近接に高熱爪、また噛む時に牙が超振動し切り刻む。

 また山岳地帯に合わせた犬一号A2、水上に合わせた犬一号B1部隊の提供。

 またシンギンの提案を受けたΩプラントによる緑化、この形に暴走体の有力な説が成り立つ。

 ドンは元々は傭兵、また元々は傭兵部隊所属、この傭兵部隊所属の雇用先が元々は航空機の部隊、この元々は戦闘機を運用する元々の航空自衛隊系だったと推測され、傭兵部隊の解散とティーガーを回収し、一定の作用に空を維持しようとしたドンの思惑。

 航空兵器製造会社は非武装部門を追加、船舶製造会社は非武装部門を追加、陸上兵器製造会社は非武装部門を追加。

 また緑化とミニΩが展開中、またシンギンは四式を提供、他に様々な回収とリサイクル。

 賞金稼ぎ会社の下請け会社にリサイクルを追加、またサルベージも追加、このシンギンが開発したとある植物、成長は短期間の7日、収穫はジャガイモ並み、この試験栽培を合格した植物を育てる畑を増やした。

 商業団体、神政軍団は沈黙、この他にティーガーカスタム部隊が情報誌をばらまく。

 北陸地方、関東地方、山梨県、この暴走体の有力な説の主張に、最後まで国防を強いた為に苦しんだも、滅びはしなかった。

 ハニーバニーは静岡県から更に西の愛知県に下がる。

 ティーガーカスタムの四号機の製造、寄生型人工生命体達は水と太陽に光合成。

 

 「苦肉の策は国防、だが終末の神に通じるΩプラントなしは全滅する」

 「なるほどね」

 「何より終末の神の無尽蔵な力、あれが証だな」

 「終末の神も暴走体の駆逐は諦めたわけだ」

 「そうなるな、日本の北陸地方、関東地方、山梨県は緑化が進む、必然的に終末の神も現れる」

 「その前に用意しないと」

 

 サキュバスのチハルは終末の神の前に用意、計画、必要な様々を整える事、またサキュバスのチハルはシンギンと婚姻を許して貰うために母親のサキュバスを倒すしかない。

 魔族のチハルは人間のシンギンと婚姻を望むも、壁は厚い。


 





 

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