第2話 意外と学校は好きでした

 私は最初から不登校だった訳では無い。こう見えて私は学校に行く事が大好きだった。


 一応それなりに友達もいたし、勉強もそこそこ出来た。朝起きても『学校に行くこと』の憂鬱さも無く。逆に前の夜から『学校に行くこと』にわくわくしていた。


 そんな学校大好きの私が、全く学校に通わなくなって、不登校になってしまったのは……、


 中学1年生の5月初め。


 5月に入るまでは充実した学校生活だった。

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