第六十一話 壮行会への応援コメント
全体として「社交の場=戦場」を徹底してコメディ寄りの比喩(アルラウネ、棘、マンティス、コボルト、魔窟)で描き切っていて、ユーキの“真面目さゆえの受難”がすごく立ってました。特にアンデーレ嬢パートは、王子との舌戦で危険人物だと印象付けた直後に“獲物ロックオン”へ繋がるので流れが気持ちよく、ディートリッヒ嬢の「スタイリス殿下がお呼び」→「嘘ですわ」の鮮やかな救出も爽快です。
作者からの返信
堀尾 朗さん、応援コメント有難うございます。お褒め頂き、とても嬉しいです。
ユーキはその性格故に社交は苦手でこのような会は基本的に受難の場なのですが、それをそのまま書いても詰まらないのでコメディ仕立てにしてみました。お楽しみいただけたようで幸いです。
ディートリッヒ嬢はこの先もユーキの助けになってくれると思いますので、御期待いただければと思います。引き続きお楽しみいただけますように。
第一話 村の塔に吹く風への応援コメント
とても静かで硬質な文章なのに、草原と風、獣の動きが驚くほど立体的に立ち上がってくる導入でした。
黒狼と銀鹿の攻防を「戦い」ではなく「生き延びるための合理」として描いている点が印象的で、ケンの視線がすでに子どものものではないことが伝わってきます。
村長に憧れていた過去から、命のやり取りに魅入られていく現在への変化がさりげなく示されていて、これから彼が“何を学び、どこへ向かうのか”を強く予感させる、重厚で魅力的な序章だと感じました。
作者からの返信
堀尾 朗さん、とても丁寧で懇切なコメントを頂き、有難うございます。
本話は主人公の一人であるケンの陰のある屈折した内面を印象付けたく、硬めの風景描写を行いました。そのような作者の狙いを読み取っていただけ、とても嬉しく思います。
彼の成長と行く末も含めかなり長い物語ですが、最後までお付き合いいただけるように一所懸命に綴って参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
第八十三話 ベア姉さんへの応援コメント
今回の章、めちゃくちゃ“良い緩急”でした。前半は聞き込みの実務パートで地に足のついた情報が積み上がり、後半はユーキの内面(責任感と恋心と怒り)が波のように出たり引いたりする。しかも最後は「ベア姉さん」解禁の小さな救いで終わる。読後感が温かいのに、調査の不穏さもちゃんと残っていて上手いです。
作者からの返信
堀尾 朗さん、とても嬉しい応援コメントを頂き、有難うございます!
前話が緊張感で張り詰めたものでしたので、本話ではそれを緩和することを狙いました。
ベア姉さんはユーキが幼い頃から弟のように可愛がってくれており、前話でも大人としてスタイリスとの全面衝突に至らないように陰から諫めてくれました。
ここからは、ユーキが現場での経験を積んでいきます。どうぞお楽しみに!