第9話 王都奴隷商
モコは驚くよりも、リザードが気にかかり思い出そうとした。
(母ちゃんが、異形の私を殺す、捨てるの他に言ってた、リザードに託すって)
「私を託すって事は、リザードとケトルは友好的? リザードってどんな人達? 会うの楽しみ」
「モコちゃん、呑気な事言わないで! リザードって二足歩行の大トカゲ、肉食でゴブリンや人まで食べる狂暴な魔物よ」
「あれ? エレンさん? 私の思った事、心を読むスキル持ってたの?」
「モコちゃん独り言言ってるよ、リザードがゴブリンやコボルトは食べるが、何故かケトシやケトルは食べない事はしってる、けどモコちゃんはリザードの捕食対象の人間よ!」
エレンさん、ギルマス室で私の猫耳見てるのに、人間って思ってくれてる! 嬉しいよ。
⦅モコちゃん、バハンパーティーの凶行計画、ギルドマスターに報告したわ⦆
エレンさんが耳打ちしてきた。
⦅ギンタギルマス、何て言ってた?⦆
⦅王都ギルドの、看板に成りそうなモコちゃんを『理由無く殺そうとする奴は許せん』って怒ってたよ⦆
「それじゃ、悪だくみに乗って行動して、3人倒してもギルドで上手く処理してくれるのね!」
⦅殺さないで拘束して、奴隷落ちさせて売り上げ金モコに還元するって、ギルドマスターが言ってたわ⦆
⦅奴隷落ちって⦆
「モコちゃんは、奴隷って知らない? 魔道具奴隷の首輪を着けられて、命令に逆らえない様にされた罪人よ」
「そんなのが有るんだ?」
「見に行く? 案内するよ」
「行きたい!」
収納ポーチに金貨100枚以上入ってる、面白そうな奴隷が居たら良いな。
奴隷商はスラム街の近くに在った。
「こんな所来たこと無かった、王都なのに何か臭いよ?」
「臭い? モコちゃんは匂いにも敏感なんだ! スラム街は一人で入っちゃダメよ!」
「ようこそいらっしゃいました! サブギルドマスター様!」
「ゴウツ、奴隷を見せてもらう!」
エレンさんって、サブギルドマスターだったの?
「サブギルドマスター様のお眼鏡に叶う奴隷と言いますと……」
「一応全員見せてもらう、この子が見たいそうで案内して来た」
「おう? Cランク冒険者様!」
流石売買に難易度の高い奴隷商、遣り手だね、私のタグを確認した様だ。
「……それで御座いますと、重罪奴隷や魔物奴隷以外になりますか?」
「魔物奴隷が居るの?」
「おや? お優しそうなお方が、魔物奴隷相手に戦闘訓練されます?」
奴隷商ゴウツ、何を勘違いしてるか? 魔物奴隷の檻に案内した。
「人語を理解しない魔物では有りますが、命令が分かる程度の強制教育は終了して居ります」
織の中にリザード一人とケトル二人が入ってた。
檻に近付き、ケトル語を小声で囁いた。
⦅リザードとケトル助けに来た⦆
⦅やはりケトルか? 匂いがケトルだったが……人間に完璧に化けて居る!⦆
⦅⦅仲間? 助けてくれるのか?⦆⦆
「店主、この三人いくらで販売する?」
「……金貨3枚と言いたい所で有りますが、エレン様の紹介者高位冒険者様の今後のご贔屓を期待致しまして、銀貨5枚で如何でしょう?」
「買います!」
と言う事で、たった銀貨5枚で奴隷の首輪3個手に入れた。
バハンパーティー、拘束は奴隷の首輪に決定。
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