ファンタジーに疎い私がファンタジーを書いたワケ

カノンみわ

ファンタジーに疎い私がファンタジーを書いたワケ

いろんな作家さんたちが創作論を語っているのを拝見して、私も書いてみようかなと思い立ちました。


私がカクヨムに登録したのは2025年6月。

そこから「祷雨とううの巫女はまだ決断できない ~雨は祈りか、絶望か~」(以下、略して「とうみこ」)を公開しました。


https://kakuyomu.jp/works/16818622177741337760



とうみこは、私が“ほぼ初めて書いた長編小説”です。


実は私は長年ブログを書いていて、文章を書くことには慣れていました。


ただ、ブログってどうしても「自分視点」で完結してしまう。

それが少し物足りなくなってきた頃、ふと「物語を書いてみたい」と思い立ちました。



そしてタイトルにもある通り、実は私はファンタジーをほとんど読んだことがありません…


なぜかというと、ファンタジーは「自分とは無関係の世界」に思えて、その独自ルールを覚えるのがしんどかったんです。


はまれば面白いんでしょうけど、覚えることが多いと“勉強している気分”になってしまい、挫折してしまう。


凝った名前や独自の歴史、魔法の理論――

そういった設定を読むと、どうにも頭に入ってこなかった。



なので私のとうみこは、現実のリアルな描写から異世界に引き込むことを意識しました。



では、そんな私がなぜファンタジーを書いたのか?

それは「自分の描きたいテーマを表現する舞台として、ファンタジーが最適だった」からです。


社会問題を描きたい。でも現実を舞台にすると制約が生まれる。

だったらファンタジーで、「この国では差別問題がある」と設定すれば、真正面から描ける。


だからファンタジーを選びました。


そうして生まれたのが「とうみこ」です。


ファンタジーあるあるにもテンプレにも疎いまま書いたので、結果的に“テンプレ外しまくりの作品”になりました。

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