星に願いを

@mgtapd45619

第1話

わたしがアイツに出会ったのは、小学校2年生の頃…


当時転校して来たばかりで、クラスに馴染めなかったわたしに声を掛けてくれたんだ。


ほら、わたしってこんな髪だし、周りみんな黒髪だから声かけづらかったんだろうね。


だから、急に男の子に話しかけられたのにはびっくりしたのを今でも覚えてるよ。


特に、あの頃のわたしって今よりもっとずっと引っ込み思案だったから上手く言葉がでなくてさ、そしたらアイツ何したと思う?急に頭を撫でてきてこういったの。「おまえすっげぇかっこいい頭だな!俺の弟子にしてやる!!」って、


あははっ、今考えるとほんと意味わかんないよね!


でもね、当時のわたしにとっては違ったの。


こっちに来て髪色で何となく遠まきにされているのはわかってたからそれを真正面から満面の笑みで褒められてびっくりと同時に安心したの。


あぁ、こんなに嬉しそうに自分を褒めてくれる人がいるなら、こっちでも上手くやっていけそうって、なんか認められた気になったのよね。こっちにもこの人みたいな人もいるんだって、わたしを遠まきに異物を見るような目でみない人もいるんだって、そしたらほっとしたのかなんか涙がでてきちゃってね。ぜんぜん止まらなくてどんどん溢れてきてもうしまいにはわんわん泣いちゃって

...

そしたら、先生がカッ飛んできて「またお前か!今度は何をしたんだ!この悪ガキが!!!」ってあいつのこと引っ掴んで行っちゃって...


保健室で休んで涙が少し落ち着いてやっと話せるようになったわたしのところに拳骨のでっかいタンコブが出来たアイツがしょぼくれた顔で謝りに来たの。


「なんかごめん。泣いちゃうとは思わなくて、そんなに俺の弟子が嫌だったのか?」って、


それが、もう、わたし、なんだか可笑しくて可笑しくて、本当はわたしのせいで先生に怒られてごめんなさいって、謝ろうと思ったのに、気にするとこそこ?って、そしたら、続けて「そうだ!弟子じゃなくて、相棒ならどうだ?ほら!相棒!それなら対等だ!対等。」とか言い出すもんだからもうお腹抱えて笑っちゃって...


わたしが笑い出したことで気を良くしたのか、アイツが手を出してきてこう言ったの。


「これからよろしくな、相棒。」って、


それから、わたしはアイツのになったの。


何するときも2人で一緒で、一緒に色んな遊びをしたわね。大概イタズラや大人が頭抱えるような悪い事ばっかりだったけど...


はい、この話はこれでおしまい!


わたしとアイツが相棒になった理由は以上!


なんかよくあるラブコメの導入みたいとか思った?


まぁ、実際わたしの盛大な初恋はこれだったし、この後に待ってる人生最大の華々しいもここから始まったからね。ほんっと、こんなにかわいくて健気な幼馴染みの相棒を置いて、別の女のところに行くなんて最低だよ、サイテー。


ん?もしかして今でも未練あるのかって?

ひょっとして妬いてんの?

もうー、そんなわけないでしょ。じゃなきゃ君と結婚して子供2人もつくるわけないじゃん。今は君と子供たちのことを世界で一番愛してるよ。

え?それだけじゃ納得できない?はいはい、わかった。わかりました。

そういえばわたし、子供って3人目まで欲しいんだよね。だ・か・ら、今夜はよろしくね?


あ・な・た?






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