第一章終わりまで
読んでる最中ですら頭に残さなくても良いとわかるどうでも良い日常描写、会話が気持ち悪い、正しくエ⚪︎ゲーに人生をかけてるオタクのテンプレみたいな会話、辛いです。
内容としてはフェアリーが出てくる話、世界観はSF、そして学園もの、らしい。
設定の説明のための二学期の割に初歩的っぽい授業風景、物理現象をテーマにしているらしく、難しい単語が出てくるけれど説明はほぼなしでしかもそれらは無視しましょう、となるのは拍子抜け、あるいは作者の実力不足ではないかと思ってしまいます。
それを決定づけるのが次の授業、これまで一才説明なかったのですが、どうやらこのフェアリーにはそれぞれ固有の能力があって、主人公のは何も持ってない、とはベタながらまだいいです。
そんな自分のフェアリーと主人公が会話、音声による意思疎通ができることへの反応に実力不足を感じました。
まずフェアリーが話す言葉が、そのフェアリーを構成しているであろう呪文のような言葉である、まではいいです。
その言葉がまだ解読されていなくて、それを一学生が聞き取れるわけがない、もいいです。
それがなーんで「お人形遊びしてるみたいだ気持ち悪い」となるのかが理解できないです。
これまでの短い描写から、フェアリーが一般的に存在し、人間サイドの言葉は通用し、相応の知能を有するとわかっている存在に対して、そこまで酷い扱いなのかと。
外国人が発音するLとRの違いが難しいからと言って、わかると主張する主人公を疑うまではまだしも、その外国人が人形である、とまでは行かないはずです。
なんなら、試せば済む話です。
互いに見えない状況で、フェアリー側に何か見せて、それを音声にして正しく伝わるかどうか、特別な道具がなくとも簡単にできるテスト、授業で教える立場ならばすぐに出てくる陳腐な実験、それすら出てこない。
その後フォローするように理解のある女教師登場で慰めてますが、もう典型的な「主人公を動かさず周りを下げて褒め称える」アレです。
音声翻訳機能に脳波見るってのもなんだかなぁ、です。
で、お使い。
都合よくイベント、メインヒロインとエンカウント、いらないやり取り、仲間になった、サクサクです。
そして契約、見たことのある流れ、なんかオリジナルなものがないまま続きます。
追記、書き忘れてたこと、前科持ちで施設送られてた札付きとの主人公の設定は珍しいものでした。ですが、そこが生かされてない、正しくは存在しないです。
まるで設定としてはそうだけど具体的な内容はまい、考えてない、考えられないと言った感じ、特に何もなかった大人がふありもしない悪自慢してる感じ、なんとも言えないです。
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