ダイスゲーム "The Game of Makin' Bacon" リミックス
博雅(ひろまさ)
ハウスルール
"The Game of Makin' Bacon" のゲームのベースとされているのは、同社の "GREED" だと言われています。さらに、その "GREED" もまた、"Farkle" という伝統ゲームに縁がある、と Wikipedia では説明されています。
歴史はそれくれくらいにして、ルール解説と参りましょう。
1)ゲームの目的び
プレイヤーは六個のダイスを振り、スコアを加算しながら、「ブタ」にならないように気を付けつつ6000点を目指すのが目標です。
2)400点ルール
このゲームで本格的に参加できるのは、最初のロール(振り直し後含む)で400点を超えてからです。それ以前は、300点であろうが100点であろうが、400点に達していなければ、スコア計算に参加できません。よって、ゲーム初手でいかにこの400点越えを目指すかが最初の課題となります。
3)振り直し ~ 役はロールごとに独立しており、合算できない ~
・振り直し
6個のダイスを振り、気に入った出目があったものの、他のダイスが余っているとします。その場合、二度まで振り直しができます。振り直しは強制ではありません。振り直し(三投目)を終えても役が出来なければ、プレイヤーは「ブタ」を出したことになり、仮に一・二投目で役が出来ていても、そのスコアはゼロとなります。当然、一投目で役が何もできなければ、「ブタ」なので、スコアはゼロのまま手番を相手に譲ります。
・役は高い方から数え、一投それぞれで独立している
たとえば、プレイヤーは一投目で "Makin'", "B", "B", "a" "c" "c" を得ました。この場合、「1個の Makin'」と、「1個のBが二つ」で役となります。この役の点数を仮に計算して脇においておきます。そして、プレイヤーは "a" "c" "c" を再ロールできるのです。さて、二投目で "a" "c" "c" は、”B "n" "n" と変化しました。この場合、「1個のB」が合計で三つできるわけです。プレイヤーはあと一回振り直すチャンスがありましたが、今回はここでやめておき、スコア記録としました。
上記の例では ”B" が合計で3つ出来たことに着目してください。一見、「スリーカード」という役が出来たように見えますが、ルール上では、「役はロールごとに独立しており、振り直しの後の役の目とは合算できない」ので、最終的なスコアは合計で「1個の Makin(200点)と、Bが3つのスコア(600)のみ」となります。
あるいは、"B B B B c c" と出たとします。その場合、スコアは高い点から順に数えるので、「スリーカード」と「Bが4個」とは共存できず、スコアは「スリーカード」と「Bが1個」の二つのみになります。
さらに、あるいは "Makin'" が一投目で出来たとします。この場合でも、役はあくまで「Makin' が3個」の役のみ、 800点です。Makin' が1個を三つ数えるのではなく、またスリーカードでもないという点に留意してください。
4)"Pig Out" (ピグ・アウト。「食べすぎ」)ないし、フル・リロール
一投目、ないし何投目かのロールで、6個すべてで役が出来たとしましょう。その場合、プレイヤーは「フル・リロール」を選択できます。フル・リロールとは文字通り6個のダイスをすべて振り直すことですが、これは強制ではありません。ただし、高得点を連続して狙いたい場合、選んだ方がよいこともあります――理論上は、「ブタ(「食べすぎ」)」が出ない限り、いくらでもスコアできるのですから。特に、スコアを伸ばしていきたい後半戦や、先に相手に高得点をつけられている場合、ちびりちびりと得点を得ていたのでは間に合いませんよね。デメリットとして、手番での役の点数をすべて失うということはありますが、新しい役を、可能な限り作ってゆくことにに賭けられるかどうか、がこのゲームの醍醐味といえましょう。
さて、この「フル・リロール」での新しい振り直しで、初手で役が出来なかったか、また通常通りロールを進めていき、「食いすぎ」状態(役がない)になった場合、それまでの点数(ラウンド内の数字。最初から貯めてきた点数ではない)を失い、手番を譲らなくてはなりません。「フル・リロール」はもちろん却下でき、それまで作った役を記録して手番を終えることもできます。
5)スコアシート(ひろまさアレンジ版)
Makin' が1個 = 200
B が1個 = 200
a が3個 = 150
c が3個 = 200
o が3個= 250
nが3個=300
スリーカード(ダイス三つが同じ目)= 400
Makin' が3個 = 800
Makin' が5個= 1500
Six of o kind (同じ目が六個) = 2000
Makin' B a c o n = 5000
※ひろまさのアレンジ版のスコア
"Makin' Bacon" での一発逆転をしづらくしてあります。
また、”Makin’” を僕は何より重視しているので、このような変化になりました。
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