モローモロー
YOUTHCAKE
深呼吸について
深呼吸ってすごいですよねえ。
僕は今入院しているのですがね、あらゆる場面で使える、うーん、なんだろうな、まあ難しく言えば、その時その時の天竺に行く方法って言うかね。それが、深呼吸ですよね。
股関節と手を折って手術したんですよ。それぞれ、左と右ね。そんで、特に股関節は激痛でしたね。
まあ、だからどうするかって言うと、鎮痛剤を投与されますよね。
鎮痛剤っていうのは、中枢神経に効く薬で、痛みに鈍感にさせられるわけだから、結構怖いですよね。一歩間違えば無痛になってしまうかもしれない。
そんな薬が、痛みを感じなくさせている間、僕は副作用として眩暈を感じたんですね。
僕の臥床しているベッドが、金属製なのに、なんだか海の上で筏になって浮いているような気がしてくるんです。
どんぶらこ、どんぶらこ。とベッドは揺れて気持ち悪いです。
そんなとき、目を瞑って、胸に手を当てて、深呼吸をして過ごしました。
するとね、案外その気持ち悪い感じ、何故感じているかというと恐怖心から許してしまっているので、まず急に怖くなくなるんですよね。
『私は海の上にいる。連休を取っても海岸や砂浜に行くことはあっても、海の上でたゆたうことはまずしない。なのに、入院中なのにボートで静かな海に出て夜のとばりを味わっている。』と思い込むまでになりましたから。
怖くなくなると、その状況は味わい深いものになります。ポジティブに捉えられるようになりますからね。
その力が、深呼吸にはあると思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます