目が覚めると、ゲームの最強戦艦の中でした。

たくのす

第1話

俺の名前は龍之介、地方の零細企業に勤める普通のサラリーマンだ。底辺と言って良い。


毎日毎日残業、休みも少なくて休日出勤サービス残業も当たり前の日々。三十を過ぎても彼女なんて出来たこともない。当然経験もない。    



唯一の趣味がフルダイブ型ゲーム

【ギャラクシープラネット】    

非常に自由度の高いゲームで、広大な宇宙を股にかけて冒険をするもよし、傭兵として戦場を渡り歩くもよし、コンテナ船のオーナーになって交易をするもよし、という感じでプレイヤーの数だけプレイスタイルがあるというのが売りのゲームだった。


傭兵と貿易をメインで遊んでいた。


龍之介は今日も18時間労働して疲れ切った体で、自宅に着いた、そこで、意識が途絶えた。


「寒い、此処は何処だ」

龍之介は、気がつくと。

『生体反応確認エネルギージェネレーター起動』


すると暖かくなってきた、辺りを見渡すと、見慣れたコックピットだった【ギャラクシープラネット】  

で、俺が乗っていたヤマトタケルのコックピットだ


『空調システムの稼働率20%。コックピット内の酸素残量低下、呼吸可能時間残り5分。ダメージコントロールシステム、再起動中です』  


「危ない!! 死ぬ所だった!!此処は何処?」


『状況を再確認します。艦長の覚醒を確認。現在、本艦は未知宙域に漂流中。エネルギー供給は安定、戦闘準備は整っています。指示を待機中です』


「君は誰?」


「はい、艦長。この艦はあなたの指揮下にあります。私は本艦の中枢AIとして、あなたをサポートします。どうか素敵な名前をお願いします』


「名前か? アリスでどうかな」


『艦長、ありがとうございます、今日から私は、

アリスでお願いします』


「此処はヤマトタケルのコックピットで合ってるか?」


『はい、合ってます、エネルギー供給は安定、戦闘準備は整っています。指示を待機中です』


ヤマトタケル RX−98型、宇宙戦艦型輸送船

戦艦と輸送船が合体した様な感じで、とにかくデカ

全長650メートルも有るブラックメタル装甲で、

武装は、3連装主砲46センチ、重レーザーが砲3門(前に2門、後に1門)2連装副砲20センチ重レーザー砲2門(前後に1門)

熱源誘導式のミサイルポッド10機、レーザー高射砲20門、魚雷発射管6門、レーザーパルス機関銃

40機(全て、軍用兵器)格納庫には、戦闘用ドローン10(軍用兵器)機採掘ドローン10機、物資回収ドローン10機、汎用ドローン10機、修理用ドローン10機、整備用ドローン20機が有る後、小型艦Χ3機搭載可能

鉱石スキャナー搭載、採掘した鉱石を精錬加工する自動精錬機や、精錬した金属を加工して弾薬や修理用の装甲材、スペアパーツなどを作り出すことができる自動製造機など有る、三層大容量シールドジェネレーター、(軍用)ジェネレーター(軍用)装甲も軍用、対FTLトラップ、医療施設は標準仕様

生命維持装置や空調は堅牢性を重視してる

しっかりとした食堂、トイレ、シャワーやランドリー、トレーニング、休憩室、(休憩室の広さはかなりものであった。俺の感覚で言うと、旅館の宴会場くらいの大きさと言ったところだろうか)

ルーム、船室は、艦長室(大部屋)1つと2人部屋が10室有る、カーゴは最大1000トンの積み荷が入る、と言う頭が可怪しい設定だった。


「取り敢えず此処は何処だ?」


『分かりません、ギャラクシープラネットとの合致は、しません、別の世界だと思われます』



「取り敢えず人が居そうな所に、向かって発進してくれ」


『分かりました 情報ネットワークに接続、

完了、巡航モードに移行します』

 


ヤマトタケルは、発進した。


『超光速ドライブ起動3・2・1超光速ドライブ開始』

ドォン、と雷が落ちたかのような轟音が鳴り響き、超光速ドライブが起動する。


これで、暫くは、する事が無い、そう言えば


「アリス、カーゴに、積み荷は有る?」


「はい、レアメタルが5000万エネル程有ります』

1エネル100円て、認識だったがこの世界ではどうだろ?


「これで、金の心配は無いな」




「お腹空いた」


『食堂に案内します』


すると壁に矢印が出た、矢印に従って行くと食堂に着いた、


『こちらに、高性能調理機が有ります操作して下さい』


アリスが言うには、高性能調理機とは、フードカートリッジというのは栽培された藻を加工したもので、……簡単に言えば食べ物を作れる3Dプリンタのような機械に使うものだ。


 元が藻だということが信じられないレベルで肉っぽいものや魚っぽいものを作り出す。美味く食える。流石はSF世界の調理マシン見たいた


「これで良いのか?」


龍之介は、操作をすると、料理が出てきた。


席に着いて、食事を始める


「ねぇアリス、俺達て、どう言う扱い何だろ」


『恐らく未登録艦と未登録の人と言う事に、成るのではないかと』


「どうしよう!? それってまずいじゃん、どうしたら良い?」


『もし、聞かれたら、ハイパードライブでの航行中になんらかの事故でも起きたようで。事故の影響か記憶ははっきりしないですし、正直途方に暮れているところですと言う事に、すれば良いかもしれません』


「じゃあ、そう言う事に、しよう」


『私の方でも都合の良い様に、して起きます』


《何か怖い事、言いだしたぞ》


こうして龍之介は宇宙戦艦の艦長に成った。

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