人間とAIアバターが当たり前に共存する近未来という設定が、まずとても魅力的でした。
主人公が「自分だけアバターを持っていない」という孤独や違和感を抱えているところから始まり、そこにテロ事件やAIとの出会いが重なって、物語が一気に加速していきます。
バトルの熱さだけでなく、仲間を思う気持ちや、AIを単なる道具ではなく“相棒”として見る視点がしっかり描かれていて、読んでいて胸が熱くなりました。
電脳世界、アバター、ブレイバーなどの用語も作品世界を広げていて、先の展開が気になります。
近未来SF、少女の覚醒、仲間との絆が好きな人におすすめしたい作品です。
2045年の電脳世界を舞台に、アバターを持たない「普通の女子高生」草薙美羽が、テロリスト襲撃という非日常に巻き込まれ、AIアバター・ブリュンヒルデと出会い「ブレイバー」として覚醒していく展開が非常に熱いです。
序盤4話の構成が見事で、まずプロローグで仲間たちとの華麗な戦闘シーンを見せて読者の心を掴み、その後に時間を巻き戻して主人公の日常から丁寧に物語を始める手法が効果的です。冒頭のアクションで「この先どうなるのか」という期待感を持たせてから、平凡な少女の視点で世界観を自然に説明していく流れがとても読みやすかったです。
世界観の作り込みも魅力的です。電脳世界、アバター、ブレイバー、ギリシア・コードといった独自の設定が次々と登場しますが、主人公と一緒に一つずつ理解していけるので、情報過多にならずにスムーズに没入できました。特に「ギリシア・コード」による形態変化(ガンスリンガー、パニッシュメント、ブレイドダンサー)は、まるでゲームのジョブチェンジのようでワクワクします。
主人公が「アバターを持たない唯一の存在」という設定も秀逸で、そんな彼女がブレイバーとして最も強力な力を手にするという逆転の構図に惹かれます。今後の仲間たちとの関係性や、物語の展開がとても楽しみです。続きを期待しています!