第23話 夏凪カンナまでも登場する
「ミッカリーン」
地理準備室のドアが勢いよく開かれ、カナ姉が突入してきた。この場の雰囲気が常ならざるを知り取ったようで、
「伸大、ミカリンに何かした?」
俺に振るなよ。
「いや、供え……じゃなくて、ファイルのお礼をな、何がいいのか思いつかなくて直接聞きに来てみたんだ」
「が、こうなっていると」
俺は首肯した。
「ミカリン、こいつのせいで気分を害したら、私からも謝るわ、ゴメンネ」
なぜカナ姉が謝る。いや、謝ることなのか?
「いい、カンナが気にすることではないし、謝る必要性もない。国仲伸大もそうする必要性はない」
そりゃ、そうだろうよ。カナ姉の中では恐らく俺が悪者になっているのだろうが、先のやり取りで善悪が生じる余地はなかったろ。
「カナ姉、いい加減……」
と言いかけた矢先、またしても地理準備室のドアが開いた。その振動で、ドアの半分が戻ってきたくらいだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます