第7話 オルカの街探索 商業区画

 ギルドを後にした僕は街の商業区画を探索することにした。

 商業区画は様々な商品で溢れていた、装備品、日用品、食料品、装飾品、工芸品、美術品、調理用品、工具、布、画材、宝石――数え切れない。

 僕は何処に行こうか考えた。


(装飾品、工芸品、美術品、園芸道具、工具、布、画材、宝石、は5級狩人が買うには高いから無理だ。買うなら日用品か食料品。装備品や調理用品は転生時に持っていた物があるから要らないな)


 まず一番近い食料品がある場所に向かう。

 そこには遠くから来た食料品を売る屋台などがあり、果物を乾燥させた保存食などが売られていた。


 ネゴシオ王国は冷帯に存在する国なので熱帯の物は高くなりやすい一方冷帯の物は安くなりやすい。

 僕は屋台で売られていた冷帯の8月に採れるブルーベリーやプラム、プルーン、葡萄などがある場所に来た。


(近場で取れるからかどれも安いな)


「あのこのプラムを3個ください」

「おう、小銅貨3枚だ」

「分かりました..........お願いします」

「ほらよ」

「ありがとうございました」


 僕は小銅貨3枚を払いプラムを3個買った。


(美味いなこのプラム)


 プラムは僕の前世、21世紀日本の物に劣らない程の美味しさだった。

 プラムを食べながら日用品のある場所に向かう。


(歯ブラシ、歯間糸束、ハンガー、ゴミ袋、紙、生理用品、耳かき、防虫剤、除湿剤、蚊取り線香、殺虫剤、着火剤、ノート、手帳、黒鉛筆、羽根ペン、硝子ペン、ペン先、ペン軸、インク、ハサミ、のり。まず歯ブラシ、歯間糸束、紙袋、黒鉛筆こくえんひつ5本とそれを入れる箱は買うとして。ノートと手帳、どうしようか?....................................

.......................嵩張らない手帳にしよう)


「あの、歯ブラシ5本と歯間糸束一束、紙袋1袋、黒鉛筆5本とそれを入れる箱、安めの手帳をください」

「はい、歯ブラシ5本と歯間糸束一束、紙袋1袋、黒鉛筆5本とそれを入れる箱、安めの手帳ですね、少々お待ちください」


 売り手の女性は1分程で品物を用意した。


「歯ブラシ5本、歯間糸束一束、紙袋1袋、黒鉛筆5本とそれを入れる箱、わら半紙製の手帳、合わせてお値段小銀貨1枚です」


(歯間糸束一束と黒鉛筆5本が高いな)


「分かりました」


 僕は買った物を荷物の袋に入れ、プラムの種をゴミ袋に入れた。

 次に買えるか分からないが装飾品が売られている場所に向かった。


(帽子、頭飾り、首飾り、耳飾り、眼鏡、指輪、腕輪、足輪、金製、銀製、銅製、鉄製、木製――ん?)


「あの、これは何ですか?」


 僕は店主らしき人間族の黄色人種、茶褐色の髪を持つ男性に話しかけた。

 商品の中に1つだけ周りの物と違い台座に置かれている物がある。

 

「これはね、私が作った首飾りだよ、下手糞だろう? 商売で扱ってる装身具を参考に作ってみたんだけど全然上手く作れなくてね、素人だから当たり前だけど。これはお客さんに買値を決めてもらうことにしてるんだよ。無料はなしだけどね」


 その首飾りは鉄製の鎖で鉄製の台座が繋がれていた、台座には磨かれた黒い石がはめられている。


「この台座にはめられている黒い石は何ですか?」

「これは黒大理石だよ」


 僕は5分程考えた後決めた。


「これ買います。どれぐらいの価値があるんでしょうか」

「無料以外なら銅貨でも鉄貨でもいいよ」

「じゃ、じゃあ大銅貨1枚で買います」

「はい、ありがとうございました」


 早速その首飾りを身に着けた。


「似合ってるよ、因みに買った理由は?」

「..........僕でも買えそうだったのと、丈夫そうだからです」


 僕はこの後も商業区画の街探索を続けたが他にはめぼしい物は見つからなかった。

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