どうやら最近、悪夢を見るらしい
カメワップ
崩壊する廊下にて
気がつくと、夜と言ってもいいだろうか、暗い学校の廊下に立っていた。長い、長い廊下だった。あてもなく、コツコツと進んで行くが、全く何も見えてこない。見えるのは果ても見えぬ廊下のみ。
数分歩いただろうか、突然後ろから”ゴツン”と音がしたと思うと、そのままその音が近づいて来た。なんだと思い、後ろを振り返って見てみると、ものすごい勢いで廊下が崩れ、奈落へと落ちて行っているのである。
私は恐ろしくなって走った。追いつかれたら、私も落ちる。なぜか、果てしない廊下よりも底の見えない奈落の方が恐ろしかった。
ゴロゴロゴロゴロ...だんだん近づいてくる。
ゴロゴロゴロゴロ...あぁ、無理だ。
つぎにはもう落ちていた。私は目の前が暗くなっていくのを感じていた。
ふと気がつくと、どうやら底があったようだ、私は真っ暗などことも取れない場所にいた。
だが、安心は出来なかった。
その男どもは私の方へと一歩二歩と近寄って、
私へと鍬を構えへくる。いやだ、いやだ、なぜだろう、体が動かない。そして、私の頭へと振り下ろされたのであった。
うぅは、目が覚めた。どうやら寝てしまっていたようだ。いやな夢だったなぁ。時計を見ると、時刻は午後七時半。さぁ、帰ろう。私はもう真っ暗になってしまった教室から出て、一際長い廊下へと出た。
どうやら最近、悪夢を見るらしい カメワップ @kamewap
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