作者は自身の人生を言葉として表現する
- ★★★ Excellent!!!
この作品の中には日々の苦しみ、楽しさ、気付き、経験と様々な〝思い〟が表現されている。
それは作者にとっての人生そのものである。そしてそれらは等身大の言葉で語られているのだ。
だから一編一編に命が宿っている。
詩集はこれだけではない。
他の詩集にも作者の綴ってきた言葉がある。
その言葉に触れることは作者の〝思い〟に触れること。
人生という曖昧でよく見えない事象を、一つの人生として或いは一つの作品として作者は紡ぎ出している。
日々昇る太陽と同じように夜に姿を見せる月。
それは太陽と同じくらい地上の人々を見守ってきた。
寄り添うような月の光りに照らされて、作者は今日も作品を生み出すのだ。
月とともに――