「春雨八雲」への応援コメント
はじめまして、ぽんぽん丸甲子園の審査です。
結果からお伝えさせていただきますと、今回は予選突破ならずです。
まず書こうとしていること、テーマについては滲むような感覚で伝わってきました。だからこそ構成や表現の部分でもったいなく感じる部分があります。
特に会話で展開するところが少し気になりました。セリフが連続した時に『誰の発言なのか?』がパッとわからず前後読んでみて確認してしまうことがありました。そのために物語の没入が途切れてしまいました。
すいません、私がお若い方の物語を読みなれていないことに原因があるかもしれないです。ただうまくやれば会話ベースであっても私のような感覚の人でも、若い方にも読み易い、両方をとることができるのかなとも感じています。
例として冒頭の以下の文章について私の感じた案をお伝えいたします。
カウンセリングを受けたことはある。焼け石に水だった。
「あ、佐霜さーん。」
「………」
「………佐霜さん?」
最初、自分が話しかけられていると気づかなかったから。慌てた。
「あ………っごめん!気づかなくて………」
「あーいいよ。あのさ、教卓の上のプリントとっておくように言われてたけど、とってこようか?」
「だ、大丈夫!自分で、とるから。」
あ、間違えた。話しかけてくれた同級生の顔を見て、そう感じた。
こちらの文章を私は誤読してしまいました。まず最初にカウンセリングについて書かれていたために『カウンセリングを回想した会話』だと誤認しました。「佐霜さん」とカウンセラーが呼びかかけているのに主人公は虚ろ?と最初読んでしまいました。カウンセリングが焼け石に水の状況と一致していたためかなと感じます。
ですが「あ………っごめん!気づかなくて………」のところまで読み進めてみて、主人公の口調がカウンセラーと話す感じではないかな?と理解しました。そこから私の関心は「あ、間違えた。話しかけてくれた同級生の顔を見て、そう感じた。」まで会話の相手は誰だろうか?ということに集中してしまっていました。
まとめるとこの段落の冒頭にカウンセリングという場面の指定に見えるものがあること、会話の相手が最後に書かれていること、この2点のために私は誤読してしまったのだと感じます。
もっともシンプルに改善するのであれば順番を入れ替えることで解決できるかと思います。
「あ、佐霜さーん。」
カウンセリングを受けたことはある。焼け石に水だった。
「………佐霜さん?」
「あ………っごめん!気づかなくて………」
「あーいいよ。あのさ、教卓の上のプリントとっておくように言われてたけど、とってこようか?」
「だ、大丈夫!自分で、とるから。」
あ、間違えた。話しかけてくれた同級生の顔を見て、そう感じた。
とするだけでもカウンセリングの一文が主人公の頭の中の回顧であることが分かり易くなるかと思います。最初の誤読がないなら「誰の呼びかけなのかな?」もそこまで気にならなく読めるようになります。
さらに言えば助走があってもいいのかな?と思います。もっとカウンセリングについて、呼びかけの間に語ってもいいかもです。「焼け石に水だったカウンセリング」読者は関心があります。多くの人はカウンセリングをまず受けたことがなくて、しかも「焼け石に水」ってどんな感じなのか関心があります。なので頭の中でカウンセリングについてもっとたくさん語りながら合間合間に同級生の呼びかけを挟むとより親切で物語にあるおもしろさをもっと伝えることができるかなと思います。
というように少し整理するとよりストレートに伝わり易くなる、またはここを膨らませたらもっとおもしろくなるのでは?と感じるところが節々にありました。そんな風にこの物語は必ずもっともっとおもしろくすることができます。
率直に言うとここまで重たいテーマを1万字近くで書き上げていることはすごいことです。だから蒔文さんを尊敬します。でも蒔文さんの覚悟を感じたからこそ、もっと細部にこだわらなければいけないのかなと感じこうしてお伝えさせて頂きました。このテーマはすごく繊細です。なのでさまざまな読者をどう導くか、意識してみてほしいです。
長々と失礼しました…!繰り返しになりますが蒔文さんが書いたテーマは大切にすべきことです。同時に書くこと自体がすごく苦しくしんどいものだと思います。まずはご自身をなにより大切にしながら、より良い物語をぜひ追求してみてください。応援しております。
今回は結果でお応え出来ずに申し訳ありませんでした。ですが蒔文さんの物語、覚悟を読ませていただけて良かったです。私の失礼お許しいただき、もしご機会頂けるならまたぜひ読ませてください。
作者からの返信
初めまして、蒔文歩です。
寸評ありがとうございました☺️
これからの参考にさせていただきます。
ここまで長文で書いていただいたのに、こんな薄っぺらい感想で申し訳ございません………
ありがとうざいました!
編集済
「春雨八雲」への応援コメント
変に同情するなと時雨さんと八雲さんに言われてしまいそうですが、感想を残します。
加害者達の言葉全てが実在するもので読んでいて恐ろしくなりました。
自分達が率先して苦しめてた人間が死んだら今度は憐れむんだよなって。
そんないじめというものが変に美化されていなくて嬉しかったです。
この言葉は被害者が弱いものとして扱われる言葉なので好きではありませんが、そういう言葉しか今は存在しないので「いじめ」という言葉を使いました。
リスカをするところも、加害者が花を買おうと言うところも、死にたいのに死ねないところも全ての描写が気持ちが悪くなるほどリアルでした。
でも読んで後悔はしていません。ありがとうございます。
作者からの返信
この小説は、もともと私が学校生活を苦痛に感じていた時に作成したものなので、リアルに感じてもらえたのかもしれません。あの時の私に自傷行為に走るほどの情熱も、希死念慮もありませんでしたが、自分を取り巻く環境が苦しくて仕方がありませんでした。
小説の中ほど過激なことは滅多に起こりませんが、「いじめ」は確かに存在するものです。「いじめ」という言葉は、この小説を語る上で私も初めて使いました。それが本当にそういった類のものだったのかは私にもわかりませんが、小説の中の彼女たちは、苦しんでいる。
無責任なことに、結局登場人物たちが笑うために何が必要だったのか、私なりに考えましたがわかりません。考え続けるしかないと思っています。
感想ありがとうございます。反応をもらえることが本当に嬉しいです☺️
「春雨八雲」への応援コメント
私の自主企画にご参加ありがとうございます。
私は以前職場にリスカのあとがある同僚がいて、
どのように接してよいかわからず、
結局触れないでいたことを思い出し、
どうするのが正解だったんだろうと
考えながら読ませてもらいました。
生きるためにやっている。。。胸に来ました。
★を置いていきますね。
よろしければ私の作品も見に来てください。
作者からの返信
ご一読ありがとうございました。
私も、友達にリスカの痕を見せられた時、動揺して結局何も言えなかったという経験があります。どうすればよかったのか、今でも分かりません。
レビューありがとうございました。
時間がある時に読みに行きますね☺️