【人物紹介+小話】彼と高校1年編
2014春〜2015春
XはまだTwitterだった。インスタグラムやTikTokなんてものはなかった。色々なYouTuberが出てきた時期だった記憶がある。
私(高橋)
高校でも相変わらず帰宅部。家は裕福なのでバイトの必要はなかったがさくら君に誘われたので親を説得しバイトを始めた。高校の勉強は小手先じゃどうにもならず中学生の頃ように点数を取るのが難しくなってきていた。
ちなみに家は彼の家、私の家、地元の駅というような位置関係だ。そのため毎朝7:40になると私の家の前に彼の姿がないことを確認してわざわざ反対方向の彼の家まで彼を迎えに行っていた。基本的に彼の家のベルは父親が怒るからという理由で鳴らさないでと言われていたが、平日の朝は父親は仕事でいないためベルを鳴らして彼を起こすこともあった。
一度だけ私が寝坊をした時、彼は私を置いて学校へ行っていた。思い返すとムカつく。
彼(さくら君)
高校からは帰宅部。中学のトラウマからか部活動を嫌がっていた。先述した通り朝が弱い彼はよく寝坊した。
一度寝癖の酷い彼の髪を濡らしドライヤーをしてあげたことがある。その間彼は歯を磨いたり歌を歌ったりしていた。
当然2人して遅刻して登校することになった。
1年生の頃のいつの間にか彼には彼女が出来ていた。中学生の頃にも一応いたが、今回のようにちゃんと女性と恋愛している彼の姿は新鮮だった。いつの間にか別れていたがきっと彼のファーストキスはその彼女とのものなのだろう。彼はどんどんはじめてじゃなくなっていくのに私はいつまでもはじめてははじめてのままだ。
そうそう、温泉に入った時に見た彼の体には薄いながらも毛が生えていた。もう大人になったんだなとも思ったが、腕や足はツルツルで子どもっぽいなとも思った。
痣もキズもない彼の体を見ることが出来たのはこの頃までだった。
津田、柴崎、野村、村上
男性。ヤンキー。工業系の高校だったので学校そのものに女子生徒の数が少なく、私たちのクラスには1人もいなかった。だから出てくるのはヤンキーとか機械オタクとかそういう男ばっかり。この4人は何かと彼を気にかけてよく遊んでいた。未成年に相応しくない悪いことを教えたのも4人なのだろうがそれ以上に彼を幸せにしてくれたのだからきっといい奴らだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます