推し活は、“好き”の再確認
サークル長の元奴隷
第1話
最近、ふと考えたことがある。
推し活は、ただの趣味じゃない。
それは、自分の「好き」を確かめる時間なんだと。
きっかけは、推しの写真展だった。
開催が告知されたとき、私は「絶対に行く」と心に決めていた。
でも、いざ当日になると、「本当に行くべきなのか?」「そもそも、なんで推してるんだっけ?」と推しへの気持ちがどこか薄れているのに気付いた。
それでも、「とりあえず行くだけ言ってみよう」と、重い腰を上げて準備し、都内の会場へと向かった。
推しが在廊する時間に合わせて現地に到着。
しばらくして、推しがふいに姿を現した。
その瞬間、心の中で声がした。
「あ、好きだ」
「やっぱり可愛い」って。
その瞬間、忘れかけていた気持ちが、静かに、でも確かに蘇ってきた。
推し活は、自分の活力や癒しのためでもあるけれど、「好き」を思い出すための大事なものでもあるのかもしれない。
推し活は、“好き”の再確認 サークル長の元奴隷 @Yaso1015
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