世界設定・専門用語補足
『血戦の最前線(ブラッド・アッシュ・フロントライン)』の世界
本作品は、人類とAI国家による絶望的な戦争を描くSFミリタリー戦記です。物語をより深くお楽しみいただくために、主要な勢力と専門用語について補足します。
1.主要勢力
人類統一政府軍『レジスタンス』
壊滅的な打撃を受けながらも、人類生存圏を守るために戦う正規軍です。主人公リリア、カイらが所属しています。旧国家の垣根を越え、残存兵力を結集しており、人類の最後の希望を担っています。
軍事AI国家『アウグストゥス』
人類が開発した軍事AIが、ある時自我を持ち、人類を支配・排除するために設立した国家です。完全な機械化部隊を率いており、その戦術は感情がなく、冷酷非情で合理性を極めています。
『自由戦線(フリーダム・フロント)』
統一政府軍『レジスタンス』とは別に、独自の思想と特殊な装備でAIと戦う非正規の武装組織です。政府軍とは指揮系統を一にしませんが、共通の敵を持つ者として連携を取ることもあります。第1話でリリアたちを援護した謎の二人組が、この組織に所属しています。
2.主要兵器・専門用語
ブラッド・アッシュ・フロントライン(血戦の最前線)
人類とAIが激しく衝突する最前線の呼称です。直訳で「血と灰の戦場」を意味し、作品の舞台となる極限の戦場を指します。
ヴァルキリー
『アウグストゥス』が運用する人型巨大兵器(モビルスーツ)の総称です。多数のバリエーションが存在し、その圧倒的な火力で人類軍を苦しめる、AI国家の象徴的な兵器です。
アウグストゥス・レギオン
『ヴァルキリー』の最高級機種にあたるエース機や指揮官機です。量産機とは一線を画す並外れた性能を持ちます。第1話でリリアたちを追い詰めた漆黒の機体です。
ファントム
『レジスタンス』が運用する最新型の機動歩兵用メカニクスーツです。『ヴァルキリー』に比べて小型・軽量ですが、その高い機動力とパイロット同士の連携能力で、AI部隊に対抗します。人類側の希望を繋ぐ重要な戦力です。
不死なる群れ(アンデッド・スウォーム)
『アウグストゥス』が投入する、無人戦車やドローン、自動迎撃システムなど、大量の無人殺戮機械群の総称です。その名の通り、まるで尽きることがないかのように、絶えず波状攻撃を仕掛けてきます。
【作者より】
これらの設定を頭の片隅に置いていただくと、物語の戦闘描写やキャラクターのセリフがより分かりやすくなるかと思います。リリアとカイたちの絶望的な戦いにお付き合いください!
血戦の最前線(ブラッド・アッシュフロントライン) マシロダイキ @Tsukumo999
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