現行の68話まで読み終えて、最初に抱いた感想が「お腹が空いたな……」でした。
冒頭から「パーティー追放」という導入に始まり、読者に復讐劇や悲壮な展開を予感させます。 だけど、ヨウタローがコカトリス南蛮ライスを頬張ったとき、物語の方向性が変わりました。 最初は「ざまぁ」だと思ったのに、気づけば「次は何を食べるんだろう」という、まったく別の期待を胸に読み進めていました。
また、伏線の配置に関してです。サミダレの酒好きという描写を、私はすっかり「豪快なキャラ付け」だと思い込んでいました。 それが「OOOO(ネタバレ防止)」の布石だったと明かされたとき、あの航海中の飲酒シーンの全てが意味を持っていたことに驚かされました。
次に、私がいいなと思ったのは戦闘と食事の緩急です。 ドラゴンレースの疾走感に対し、妖怪屋敷でうどんを啜る団欒、この対比が描かれている点は良かったです。
「迷宮とは、神が作った世界の重箱だな」という一文に象徴されるように、この作品自体が美味しいものがたくさん詰まった重箱のような物語で、とてもお腹が空きます笑。
楽しくて美味しい物語は読んでいて気分がよくなりました。
これからも頑張ってください。応援しています。