第37話 海ではいろんな出会いがある
瀬戸川さんのお姉さんこと瀬戸川紫穂さんに出会った。
海で・・・なんで?
「どうして君がこんなところに?」
「ここの近くに友達のおじさんが経営している海の家でバイトしていたんで」
「そういうことね」
「・・・あなたこそどうしてここに?」
「友達の付き添いよ。このライブのチケットに当たったから一緒に来てって誘われてね」
「なるほど」
「ところで」
と瀬戸川さんのお姉さんは俺に対してこう言った。
「私のことは名前で呼んでもいいんだけどね」
「同級生のお姉さんを名前で呼びませんよ」
「けど、涼香も『瀬戸川さん』って呼んでいるみたいだし、どっちを呼んでいるかわからなくなるからね」
「・・・また会うとは限りませんからね」
「連れないな君は」
あんたのような何考えているかわからん人と関わりたくないんだよ。
「だったら、サッサと妹さんとよりを戻してくださいよ」
「言ってくれるね・・・無理なことを」
「本当に無理なんですか?瀬戸川さんなら聞いてくれると思いますけども」
「私が話しかけようとした瞬間に睨んでくるようになったんだよ。ちゃんと話せるわけがないわ」
「・・・半分は自業自得だから何とも言えねえ」
この人の言い方ももうちょっとオブラートだったらっていうのと、
瀬戸川さん自体が結構頑固な性格のも相まってほぼ無理な領域みたいだな。
「部外者の俺が言うのもなんですけども・・・このままでいいんです?」
「そうなんだけどね・・・君こそ葵とはどうなの?」
「・・・うん、無理っすね」
「ほらね」
俺の場合、姉とは別にそこまで悪いってわけじゃないんだが、
あの人って結構周りの人にドライな人だからな。
「姉は結構ドライな性格ですからね。何言っても効きませんから」
「確かに。葵って結構ドライな性格をしているわよね・・・昔からなの?」
「・・・昔からですね。元からの性格だったかと」
「それなら何も言わないわ・・・って呼ばれているからじゃあね」
って感じで瀬戸川姉(今度からはこう呼ぼうかな?)っとは別れたのだが、
なんかちょっと疲れたな。
「姉との仲って言われてもね・・・あの人は本当に家族のことについては関心持たない人だからな・・・仲良くはほぼ無理だよな」
と歩きつつつぶやいていたら・・・今度は、
「あれっ?龍也兄さん?」
「うん?美晴ちゃん」
と今度は美晴ちゃんに遭遇・・・なんでこうも知り合いに会うんだよ!?
「美晴ちゃんは水着・・・似合っているね」
「あ・・・ありがとうございます///」
水色のセパレートの水着を着ていた美晴ちゃん。
めっちゃ似合っているね。
「美晴ちゃんは遊びに?」
「はい・・・家族みんなできました」
と指をさしたところに北条家のメンツがいた。
もちろん、アイツ(美優)もいる。
「龍也兄さんはどうしてここに?」
「・・・友達のおじさんが経営している海の家のバイトかな」
「・・・もう終わったんですか?」
「2日前からやっていたからね。今日が最終日かつ、ライブのおかげか客が来なくてね。昼までで終わったよ」
と軽く話をしていたんだが・・・俺のお腹から音が。
グゥ~~~。
「そういえば・・・まだお昼を食べていなかったな」
「そうだったんですね」
「・・・ちょっとだけ一緒に食べようか?」
「えっ!?」
ということでバイトしていた海の家に向かった。
「あら?どうしたの龍也君?」
「お昼を食べていなかったので焼きそばを1つお願いします」
「分かったわ。お金は出さなくていいからね」
「・・・いや、出しますよ」
「いいのいいの」
「じゃあお言葉に甘えて・・・それとこちらの女の子にかき氷を」
「あらあら?ガールフレンドからしら?」
「ガっガールフレンド!?」
「違いますから。お願いしますね」
と紫さんにお願いし、持ってきてもらってその場で食べることに。
「・・・なんか本当にごめんね」
「いいえ!!・・・私として別にうれしかったので(ボソッ)」
「どうしたの?」
「何でもありません!!」
という感じで、2人でゆっくり食べつつ、途中からマサも合流して海の家でゆっくりと過ごすのであった。
「今日はありがとうございました」
「あいつには・・・言わないでね」
「・・・分かりました。・・・あの龍也兄さん」
「何だい?」
「お姉ちゃんとは・・仲直りは」
「仲直りっていうよりは・・・最初のころの関係に戻っただけかな」
「そう・・・ですか」
という感じで別れるのであった。
なんか・・・ちょっと疲れちゃったんだがどうしてだ。
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