編集済
囁き峠 其の弐への応援コメント
樒といえば邪悪な薬売りかと思っていたら、何ですかこの可愛いオチは……!
毒を物ともせず、平然と崖から跳んだ男を見て、びっくりしちゃってるじゃないですか。
ゲームや漫画だったら美少女のお供ができるところですよ。
ていうか、いなくなってるの、まじでついて行ったのでは!!??
人の心がわからない朴念仁が、爽やかに人やら妖怪やらたらしまくる旅路を想像しちゃいました。笑
山彦を外側から見たお話は多いですが、山彦目線のお話って、子どもの頃の話以外にあるのでしょうか。
作者からの返信
月兎耳様、おはようございます。
豪傑は怪異をも振り回すことが多いので、それに倣ってみました。元は都市伝説の『カーナビの怪』が下敷きとなったお話で、車ではなく人が誘導されたらどうなるか、という連想を経て彼が抜擢されました。
もしかしたらこっそり後をつけているかもしれませんね。おそらく山彦には看破されるでしょうが。
彼の目線から綴られた話はそう多くはありません。強いて言えば『逆さ雪』があたるでしょうか。
いずれ他の逸話も書けたらと思います。
返礼の祠への応援コメント
このお話、めちゃくちゃ好きです!
言葉や願いを理解できない、祠に巣食っていただけの何かが、子どもに情を持っていく流れが凄く良いです。
ひもじいのを必死に我慢して願ったことが叶わなかったのは悲しいですが、語り手にはどうにもできないことでしょうね。
彼が無事に生き延びてこの祠に通った日々を思い出してくれたら、救われた事に気付いてくれたら、きっと救われます。
作者からの返信
こちらにもコメントをありがとうございます。
祠に棲むものは、便宜上日本語で表記していますが、独自の言語で外界を認識している形でしょうか。そのため、子供の願いや気持ちをはっきりとは理解できませんでした。
想いが通じることはなくとも、いずれ理解する日が来ればと願います。
墓守の島への応援コメント
何もされていない、まして傷付いた相手に対して、徹底的に攻撃してしまう島民もまた異様でした。
「首刈りの島」なんて、怪異や都市伝説として語り継がれてもおかしくありませんよね。
やり返された島民はともかく、語り手は一族の報復ですから……その最期の姿は悍ましい物ではなく、哀しく美しい物に映りました。
作者からの返信
月兎耳様、コメントに感謝いたします。
異形とはいえ、即座に危害を加えるのは島民の異常性によるものでした。モデルは北センチネル島となります。
もし仮に攻撃しなければ、この怪異は島民を殺すことはありませんでした。遅かれ早かれ、何らかの形で手を出して同じ末路を辿ったでしょうが。
そういう理の怪異なので、最後は子供が相手でも全力を以て屠りました。
山彦と海彦 其の参への応援コメント
山彦にも可愛い頃があったのですね。
最後に相手に届かない状況で親と子として呼び合うのがめちゃくちゃ良いです!
班長の正体を探そうと思ったのですが、ようやくここまで辿り着いたという感じです。
海彦と山彦の誕生に弓を取った理由。
アハ体験のようです。
でいだら山の蓬髪の男とも関係があるのでしょうか。
海彦と山彦の因縁をずっと追っているつもりでしたが、祭囃子が諸悪の根源っぽい感じですね。
作者からの返信
月兎耳様、お話を辿っていただきありがとうございます。
班長の過去や祭囃子などはかなり初期に投稿し始めてから出ているお話となります。一部の関連した物語に深く関係している感じですね。
暗闇の森の主は行動原理が謎なのですが、人間にとっては大いに脅威で、うかつに刺激すれば人の世に災いをもたらします。
虚の子への応援コメント
語り手のような子どもって、いますよね。
他の子、特に大勢と合わせるのが好きでなくて、何かじっと考えたり、見ているのが好きな子。
木の虚の子は、身体が崩れる事が分かってなお、語り手に伝えたい事があったのでしょうか。
私には語り手を現実に帰そうとしたように感じられました。
グロテスクな光景がありながらも、榊に宿るその子を悪いモノとは思えず、切ない余韻が残るお話しでした。
作者からの返信
こちらにもコメントをくださり、感謝いたします。
自分もあまり人の輪に入るのが得意ではないからでしょうか。彼らの営みを遠くから見ているだけで充分だったりします。
きっと虚の子に悪意はないのでしょう。そうしたいと思ったから手を差し出した。どういう意図があったかは、想像するしかありません。
ただ、その子とは住む世界が違いました。
泥濘に咲く花 其の参への応援コメント
あの湖で生まれた子は、本物のお菊ちゃんでなく、形代の集まりだったのですね。
人身御供と言うのは、当時の「正解」でもあるのですよね。
供犠さん自身がどう思っていようとも。
正しい手続きで神に祈ったのに、村は滅んだ。そこにも、なんだか感慨を感じてしまいます。
妹に死を見出して謝っていたお姉さん、安らかになれたでしょうか。
作者からの返信
月兎耳様、おはようございます。
こちらのお話に目を通してくださり感謝いたします。『水底』で意識を取り戻した娘は、人格と記憶を引き継いだ形代でした。いわばスワンプマンで、しばらく自分のアイデンティティーに悩まされることになります。
こちらの神仏は、自然の災いそのものなので。結果として救われていたとしても、偶然に過ぎません。
少なくとも、姉が見た死の運命から外れて妹は生を全うします。それが救いになればと思います。
死に菊の原への応援コメント
お菊ちゃんと言う名前だったのですね……。
そんなに悪いモノになっていたとは心が痛みます。
本当に、何も悪い事をしていないのに。
それでもお菊ちゃんに言葉を交わす相手があった事、優しい心を向けてくれる相手があった事は嬉しく思います。
この死に菊のおばさんも、お菊ちゃんを思う事で荒んでいた魂が癒されたでしょうね。
作者からの返信
月兎耳様、彼女を慮ってくださり感謝いたします。
初期の作品である「水底」の後日譚となっております。見えざる者の声を聞く、という意味合いからお菊と名前をつけました。
連番は振っておりませんが、後の連作の前日譚ともなります。最期まで盲目の少女を労っていた女の想いが報われるか、よろしければお付き合いください。
椿ヶ池への応援コメント
鯉の群れの、餌に群がる口は不気味かも知れません。(昔は良く指を突っ込んで遊んだりしましたが)
池の主に見そめられていたのは姉で、妹は身代わりになったのでしょうか……。
というか!
指を差す少女とか、振り向く自分の首とか、後半があまりにも普通にホラーの情景でぎょっとしました。
作者からの返信
月兎耳様、ご感想ありがとうございます。
鯉が群がる様子は不気味ですよね。口が大きくて、眼力もすごいから。
少なくとも溺死する寸前で妹の様子がおかしかったのは間違いないです。姉が駆け寄る寸前で、明示されていない事柄があったのでしょう。
最近は少しホラーから乖離しつつある気がするので、回帰しないといけませんね。
編集済
瞼の裏の森への応援コメント
瞼の裏の景色。今まで拝読した作品の傾向から、爽やかで美しい、少し切ない読後感だと勝手に思っていたのですが……。
今回は怖すぎです!?
目から何かが出てくるというビジュアルも怖いですし、何が生まれるのかも気になりすぎます。
見るなということは繋がりを持つなということでしょう。絶対悪い物じゃないですか……。
作者からの返信
月兎耳様、続けてご感想をくださりありがとうございます。
こちらは怖い怪談となります。長く続く因縁の発端となったお話なのですが、ネタバレになるかもしれないので詳細は伏せますね。
瞼の裏の森に入り浸っていた娘は、見てはならないものを見て完全に魅入られてしまいました。
勿忘草の橋への応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
裂け目や隙間にのぞく異界、懸け橋が繋いでしまう異界に思いをはせてしまう一話でした。すぐそこにあるのだけれど、きっかけがなければ、本来見ることもない世界、一度取り込まれてしまったら戻れない世界のことを考えると緊張感が走ります。
人の思いを超越したところにはらりと開いた美を感じさせられました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。ご感想に感謝します。
本来橋というのはあるはずのない場所に道を作るので、異界へと繋がりやすいかと思います。ふとしたきっかけで死を垣間見るように、橋の向こう側では静かに彼岸が待っています。
この作品を評価してくださり、まことにありがとうございます。
泥濘に咲く花 其の参への応援コメント
そうか!対照的だからこそ、の美しさがあるの
かも知れません…!拝読していてわかりました。
作者からの返信
対となる存在は意識しております。本物でありながら厄を撒き散らす泥人形となった少女と、偽物ながら神の加護を受けた形代の少女。
このお話で自らの存在の意義に苦しんでいた形代の少女は、今の自分を受け入れることができました。
泥濘に咲く花 其の弐への応援コメント
対象的なものへの特別な思い入れは
自分も感覚として持っています。
双子もそうですが、彼岸と此岸、海と山…。
作者からの返信
現代で形代の少女が湖沼に警戒心を抱いていたのは、常世の世界とされる海の水が混ざっていたからです。
そして潮の雨が降ることになりました。
早く書き上げねば……と思いつつ、私事に時間を取られてなかなか順調には行きませんね……。
泥濘に咲く花 其の壱への応援コメント
加筆されましたか?更に物凄い天変地異が
繰り広げられていますね。
作者からの返信
小野塚様、いつもコメントしてくださり頭が下がる思いです。
表記ぶれや誤字脱字は直したかもしれませんが、この作品では手を加えられませんでした。
本当はもう少し描写を変えようかと思ったのですが、いざ手直ししようと思うと今のままで良いかな、と考えてしまったり。
水底への応援コメント
水の中の世界が見とれるくらい美しかったです。ずっとここでいいじゃん!と思ったほどに。
それでも土手で息を吹き返した(いや、死体はあるので吹き返してはいない?)のはどんな理由からなのか。
仔鹿もいっしょに蘇ってホッとしました。(ホッとしてよいのかどうかは不明ですが)
濁流に流されながら仔鹿を思いやる描写に胸を打たれました。
作者からの返信
続けてコメントをありがとうございます。
このお話はネット小説に投稿した初期のものとなります。ここから世界観が広がっていくとは自分でも思っていませんでした。
なぜ自分の死体があって、自我のある自分が存在しているのか。スワンプマンに似たジレンマを彼女は抱えていくことになります。
瞼の裏の森への応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
人間が得る情報は八割が視覚からだと聞きます。だからでしょうか、耳を塞いでも別の世界に入り込んだと思えることはありませんが、目をつぶると、とたんに、世界が変わってしまったような気分を味わうことがあります。目をつぶることは眠りに落ちることにも強くつながっているからなのかもしれません。
目を開けたときに見える世界と閉じたときに見える世界、その交線に生きることの不可思議さを感じさせられました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。
ギリシア神話のタナトスとヒュプノスが兄弟であることから、死と眠りはごく近いものだと考えられていたのだと思います。
その最初の行為である、瞼を閉じるというのは現世とは異なる世界への入り口となる、のかもしれません。
だいぶ昔から考えていた話で、そのときはもう少しメルヘンチックな筋書きだったはずですが……ホラーに傾倒してしまったので。
底の月への応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
本文を楽しんだあと、小野塚さまとのやり取りを拝見していて感じましたが、この改行、一行空けはとても効果的だと思います。ストーリーがちょうど良い分量ずつ目に飛び込んできて、物語に素直に没入できます。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。コメントをありがとうございます。
そう言ってくださると嬉しいです。
今まで字間を詰めることに謎のこだわりがあったので、ネット小説における一行空けに二の足を踏んでおりました。
佐藤様の作品も含め、さまざまな作家様方の作品を拝読させて頂き、この機に挑戦してみることにしてみました。正直上手くできているか不安でしたが……。
読者様の読みやすさが第一なので、今後はこの書式で投稿したいと思います。
ご助言をくださり、まことに感謝致します。
底の月への応援コメント
これも月の冴えざえとした村の様子が
思い浮かびます。全ての作品を巻き込んだ
世界のEP 0を成す物語の数々、こうして
纏めればいいのですね…勉強になります。
(でも自分、横着だからきっと出来ないw)
作者からの返信
小野塚様、おはようございます。お忙しい中コメントに感謝致します。
自分もネット小説の世界でまだまだ若輩者ですので、これが正しいのかはわかりません。
改行するにしても場面転換の時にしかやらなかったので、この機に読みやすさを心がけてみましたが、手探り感は否めませんね……。
小野塚様には独特の魅せ方がありますので、もし短編集を作るとしたら時系列を意識するだけでも良いかと個人的には思います。
水底への応援コメント
短編で涙ぐんだの初めてです。
>お前、災難だったね。
自分も贄にされたのに死した子鹿を憐れむ綺麗な心が美しい。とても良い子……。
子供の頃、絵本読んでもらった祖母に
「どうして良い子から早く死んでしまうのか?」
と質問したことがありまして、祖母曰く
「いい子ほど早く死ぬのはな、誰かって『綺麗な花』から摘みたいでしょ?やから、優しい子、いい子ほど神さんが早う摘んでしまいはる。せやから早死にするんよ。アタシが長生きなんは薄汚れとるからや。アンタもうっすら汚れるくらい狡賢く長生きしな」
と言われたの思い出しました。
清らかで汚れなく美しいからこそ、せめて極楽で幸せに暮らせたら……と願うばかりです。
作者からの返信
乃東 かるる様、このお話を真摯に読んでくださり感謝致します。
お祖母様の言葉には含蓄があるように思えます。
本人が意図せずとも、綺麗であろうとするのは生から遠ざかることなのかもしれません。生きるということは、何かを犠牲にすることですから。
このお話はネット小説に投稿し始めてから初期の作品となります。構想があって書いたものではないのですが、ここから漠然としながらも同じ世界観が広がっていきました。
この物語にお目を通してくださり、改めて感謝致します。
あやかしへの応援コメント
毎日顔を合わせた太公望のような老人が日に日に発狂していき、最終回に内側から破られるとは、一生もののトラウマ確定ですね……。
山彦に射られたのが嬉しいということは、やはり肉親から感情を向けられるのが嬉しいのでしょうか。
小野塚さまへの返信を見て、ちょっとだけ寄るべのない海彦が可哀想になりました。
(私の覚えている限りですが)母の瞼以外、女性には寄生していないのがまた面白い所ですね。
作者からの返信
月兎耳様、おはようございます。
少年が老人と会った時にはもう、海彦との境が曖昧な状態でした。孤独な身の上で余命も少なく、かの怪異を受け入れてしまっていたのです。
魔の子ゆえに奔放で、良心の呵責といったものはなく凶行に及びますが、人としての喜怒哀楽もどこかにあります。
自分に激情を向けてくる山彦などは、彼にとって代え難い存在でしょう。